思考実験: コンビニバイトで暮らす Part 1

こんな時代コンビニバイトに惹かれる。細かいことは面倒なので書かないが、フォーディスト社会が崩壊し、大量生産•大量消費の構図が崩れ、ケインズ的福祉国家が不可能になった現代。
市場が欲するものは常に変わるのでその流れに常に適応しなければならない。結果、労働者は生涯学習という生の負債を背負わされる。大半の雇われ労働者がそこで気づいて学習をやめれば誰も損をしないが、批判能力なく育てられた日本人は「人より秀でなければ解雇される」という脅しに騙され結局みんな学習する。
典型的な囚人のジレンマの構図が見える。”ライアーゲーム”で神崎直も言っているが、この時「他人より得をしようとしなければ結局誰も損をしないで済む」のに、、、。
ちょっと脱線するが、ちょっと前の「解雇」の問題を少し取り上げたい。巷では色々大量解雇説が流れているが基本的に「解雇」されない。と僕は思う。
ケインズが非常に優秀であるのは、需要•供給のフィリップス曲線を否定したことだと思う。つまり、ケインズ曰く「需要が減れば値段が下がる、だから市場に任せれば大丈夫」、という論理は間違いであるということ。「誰かの支出は他の人の収入」という言葉が示すように、市場に出回るお金が減れば物価は上がる(フィリップス曲線は物価は下がるとしている)。少ないお金で同じ量の物を追うことになるから相対的に物の価値は上がる。スタグフレーションはますます悪化する。解雇すると消費能力が減るからできれば雇用者は増やしたいのが国の経済の本音。アメリカ(オバマ政権下)も日本も経済政策と言って国のお金を企業に払い、雇用を促進するような政策をとっている。
つまり、解雇されることはまずない。テクノロジーにとってかわられることも、ない。とても単純だがお金持っている人がいて、そして物を買わなければ利益は生まれない。機械が仕事を奪うと誰が物を買えるのか。
あとはお金の相対性について書く必要もありそうだか、理論ばかり疲れた。あ、そうそうコンビニバイトで生計を立てるはなしに戻ろう。

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就業規則やオーナーの考えにもよるが、もし所定労働時間外の労働無し、そしてオーナーさんが寛大で廃棄弁当をもらえるところで働くとどうなるのだろうか。

コンビニで生計を立てるとどうなるかやってみた。

一ヶ月の収入
全国最低賃金平均798円。
無理せず1日6時間、週休二日で働いたとして
798円×6時間×22日=105,336円

一ヶ月の支出はどうなるだろうか:
光熱費 10,000円
食費 10,000円 (廃棄弁当がもらえるところで働く)
インターネットと携帯電話 10,000円
家賃1K 40,000円
合計70,000円

105,000ー70,000=35,000円

年金などの社会保障費を払うとちょっとしんどくなる。時間に余裕もあるので(1日6時間、週休2日)余裕ができれば単発でバイトで調整が必要かも。低所得者の控除もあるのかな。

まっ、今日はここで筆休め。


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おわりに

この記事は投げ銭制です。「こいつおもろいこと書いとるな」と思ったらほらよってな上から目線で投げこんでください。お金はたぶん酒かタバコに使います。

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