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報道の自由度ランキング低下で小躍りする日本メディアの滑稽さ

他にもたくさん記事が出てます。
なんだか他人事のように、嬉々として記事を上げてる感じがしますが。
と言うか、このランキングが出るたび毎回大きく取り上げる日本メディア。
常日頃から、自分たちに都合の悪い事は報道しない自由を行使している事からして、このニュースは彼らにとって好ましいものなんだろうな、というのがよくわかります。
私には、彼らがこれをなんで嬉しがれるのか、よくわからない。
普通に考えたら、自分たちにダメ出しされてる!と受け取るものだと思うんですが。
どういう思考回路してんだ?


「日本の政治や社会がいかに我々メディアを圧殺しているか、天下の国境なき記者団様がお認め下さったのだ〜!」

もしかしてそう思ってる?
または、国民をそのように洗脳するチャンスだと思ってる?
確かに、国境なき記者団というネーミングからしていかにも「海外の権威」ですもんね。
「海外の権威」様には滅法弱い、思考停止に陥りやすい日本人の国民性をよくわかってらっしゃる。さすが、日頃から歪曲偏向報道で世論を煽動する事に血道を上げてる日本メディアの皆さま。


でも、コメント欄を見るに、どうやら「国境なき記者団」様の権威の消費期限は過ぎてたみたいですよ。


「抑圧されて報道の自由を阻害されてるんじゃなくて、自分たちの利益のために、お前ら自ら権力にすり寄って自主規制してるだけじゃねえか」
「記者クラブの閉鎖性は毎回指摘されてるけど、いつになったら止めんの?」
「新聞-テレビ-ラジオ-雑誌のクロスメディアに対する指摘はお前ら自身の問題だろう」

すっかりバレちゃってますねw


極めつきは
「報道しない自由度ランキングなら1位を狙えるんじゃね?」

痛いところ突かれました。


でも、そもそもの話、国境なき記者団様自体そんなご立派なものなの?
このランキングの決め方も雑だよね。
このランキング、意味ある?
幸福度ランキングと同じで自己申告がベースなんだよね。

まあ、ご本人たちが嬉しいと思って報じてるなら、それは彼らの勝手なんで好きにしてもらっていいんですが。

見てるこちらは痛々しくて気まずいです。

あ、あと、自由度とは関係ないかもだけど、メディア自身が巨大な権力になっているという自覚も欠けてるよね。いや、自覚はあるのか。自覚があって、その上で報道の自由、言論の自由を笠に着てやりたい放題やってるわけか。


そう言えばずっと以前、某書店に勤めていた頃、カウンターに来た男性客が、自分の発注した書籍を最優先で入荷させろ!と迫り、ご注文いただいた順番に手配させていただいてますと説明すると「そういう態度を取るのか!新聞に書くぞ!」と大声で凄んだ、という話を同僚から聞いた事があります。その男性客、地元の大手新聞社の記者だったそうです。
新聞記者というのを笠に着て横柄な態度を取る事自体にも驚きましたが、他のお客様が周囲に何人もいらっしゃる中で、身分を明かした上で大声で店員を恫喝する、その神経の図太さにもっと驚きました。
自分たちはそういう態度を取っても許される、そう考えてるって事ですよね。少なくとも悪いとか恥ずべき事だとは思っていない。
今でもその新聞社名を聞くたびにこの話を思い出します。

閑話休題。


ジャーナリストとは、取材した事実をありのままに伝えるものだと思ってましたが、最近は調査報道という言葉をとんと聞かなくなりました。
代わりにコタツ記事というワードをよく耳にします。ネットで拾った情報にちょっとだけ何かしらの言葉を加えて記事にするという。
それならまだいいんですが、記者の頭の中で作られたストーリーにいくらか事実を混ぜて、あたかも全てが事実であるかのように記事にしている事、多くなってませんか?
その創造性、他の分野で活かしたらいいのに。
もったいないですよ。

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