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スコア狙いのすゝめ

こんにちは。BBD16期のさちです。

beatmaniaIIDXにおけるEXスコアを伸ばしたい時に意識していることや、そのための練習などを手当たり次第にガンガン書いていこうと思います。

備忘録的な側面も兼ねているのであしからず。
(随時更新予定)

※この記事に含まれる内容全てに諸説が存在します。あくまでも自らの経験則と主観に基づいたものであるということを念頭に置いてご覧下さい。

はじめに

決して高いスコアを叩き出すことがbeatmaniaIIDXの全てではないです。
けど、好きな曲でAAAが出せるようになったり、一緒に切磋琢磨しているライバルにスコア勝負で勝てたり、アリーナランクが上がったりすると嬉しい。めっちゃ嬉しい。

ただそれだけ、されどそれだけのことです。

どの段階からスコアを狙うべきか

誤解を恐れずに言うと、いつでもいいです。

よく耳にする「スコア狙いは十分な地力がつくまで控えるべき」という言説ですが、全く間違ったことは言っていないと思います。ですが、あまりに抽象的すぎて人によっては誤解を生みやすい表現だとも感じます。

具体的な指標を交えた上であえて言い直すとするなら、「スコアを狙いたいと考えている曲がハードクリアできていないなら、まだ少し尚早」くらいのほうが感覚的には正しいような気がします。

なぜわざわざここまで具体的に述べているかというと、上記の言説の「十分な地力」という表現の解釈が人によってかなりまちまちになってしまっている現状があると思っているからです。

「十分な地力」が中伝なのか、皆伝なのか、全白なのか、はたまた発狂皆伝なのか。この表現に自分の地力が当てはまっているのかが明確ではないことから、スコア狙いを敬遠している方も多いと思います。

なので、あえてこの記事では必要な地力の目安を明確にすることで、スコアを狙うことに対する心理的ハードルを下げています。というか実際そんなにハードルは高くないです。マジで。

スコアを狙うと起こること

スコア狙いに「十分な地力」が必要とされているもう一つの理由として、「精度を狙い始めるとその時点で地力の成長がストップするから」というものがあります。

これも間違ってはないけど、正直ちょっと微妙なところだと思います。

あくまで例えばですが、自分がギリギリイージーできるかできないかのラインを上限地力、ハード勝率8割くらいのラインを下限地力、エクハでもまず死なないゾーンを単発とします。

自分が推奨しているスコア狙いの基準は下限から単発にかけてです。恐らく単発のみをスコア狙いし続けていたら、確かに下限にも上限にも特に変動はないままだと思います。

ですが、下限以下単発より上の水準をスコア狙いしていると、下限にも上限にも”効き”ます。これはマジです。(特に下限が底上げされるので下限と上限のギャップがグッと縮まります)

上限を効率よく上げたい!という方にはあまり適したものではないためおすすめこそできませんが、スコア狙いをし始めたからといってそこで地力の成長がピッタリ止まるなんてことはないです。安心してください。

単発にハマりすぎなければ、の話ですが。

た  す   け      て

向き合いかた

単発(〜☆10)

1ノーツ1ノーツを比較的大事に押すことができるので、自分の中にある判定の解像度を上げることがこの難易度帯ではとても重要。ここでどれだけ判定と仲良しになれたかが今後のスコア狙いのベースになってくる。

4分、8分、同時押しの混じらない16分の光らせかたを意識して取り組むと非常に良い。余力があれば皿と鍵盤の同時押しや裏皿、といった皿絡みにも気を向けられるとベター。

sleepless days(A)
ほぼ全部8分


O/D*20(A)
ほぼ全部16分

レーン上のこの位置でノーツを認識して、このタイミングで押すと光る、黄ばむ、をしっかり身体に叩き込む。どのような配置でFAST/SLOWが出やすいかもなんとなく把握しておく。

特に目線に関してはわずかな体勢の違いや姿勢で変わってしまうことが多いため、自分の中で目安を作ってそれを忠実に守る。ex)判定文字とシャッターのど真ん中・スコア差分の真横など

上からぶん殴れる譜面だとつい力んでバチバチしがち(強く力を込めて打鍵するとブレが少なくなり安定して光ってしまうこともある)だが、そういう時は☆12の簡単な箇所をやらされているというメンタルで無駄な力を抜く。

これは決してバチバチ打鍵することが全面的に悪いというわけではなく、その押し方で光らせることが癖になってしまうと、さらに上の難易度帯で地力は足りているのに光らせるのが苦しくなってしまうことがあるため。

☆11~☆12下位

上記単発セクションで練習したことを徹底して意識する。特に☆12の下位譜面に取り組んでいる際は、各小節ごとに難易度を意識して集中力を切らさないようにする。

表記上は☆11や☆12となっているが、全ての小節で表記通りの難易度の譜面が降ってくる訳ではない。ちょっとした小休憩や難所の手前などに☆9や☆10くらいの配置が挟まっていることが多いため、そういった箇所をポロポロ取りこぼさないように単発のメンタルで臨む。

少し密度の高い同時押し(2つ以上)の混ざった16分主体の譜面や、16分2重乱打の光らせかたを意識して取り組めると良い。


ANTHEM LANDING(A)
スコアラー義務教育


F(A)
終盤の2重乱打

☆12の難所ではない平場の部分では、☆11クラス、もしくはそれに毛が生えた程度の譜面が延々と降ってくることも珍しくないため、☆11数曲をバチバチに仕上げるだけで☆12のスコアが爆伸びした、なんてこともありえる。☆11埋めはかなりコスパのいいスコア練習方法である。

このあたりまでで意識的に学ぶことのできる4,8,16分+素直な皿絡みがスコア狙いの土台となる。この土台に対して24分、ズレ、ハネ、連皿が乗っかってくるため、基礎の練度を徹底的に上げていくことがスコア狙いのほぼ全て。

☆12中位

☆11~12下位までで求められていた水準よりも全体的に高い練度の基礎が必要。

スコア狙いの基礎である4,8,16分+素直な皿絡みに加えて、24分や連皿などの技術も増えてくる。しかし、一部で譜面の密度が上がったりBPMが上がったりしているだけで、やらされていることはほぼ☆11~☆12下位までと変わらない。譜面の見た目や曲のネームバリューに怖気付かないことが大事。

☆12上位でポンポンAAAを出していきたいのであれば、ここをMAX-付近まで出せるように基礎をブラッシュアップしていくことが肝要な気がしている。

☆12上位

地力が足りていない譜面も多く、現在模索中。
程度は違えど☆12中位までとやることは変わらないと思っている。

☆12最上位

まず押せない

意識していること

目線の固定

これがスコア狙い(恐らくクリア狙いも)をする上で最も重要なテクニック。

「向き合いかた」の単発セクションでも述べたように、自分なりに光らせやすい目線の位置を把握して、レーン上でガッチガチに固定する。

それだけ?と思うかもしれないがこれが本当に本当に難しい。

少し難しい配置や密度の高い譜面が降ってきたとき、知らず知らずのうちにその塊を目で追いかけてしまっていることが往々にしてある。ほんの一瞬でも追いかけてしまうと、そこから目線を元の位置に戻す際にSLOWがポロポロ出てくる。

目線固定する位置、および固定する意識を単発に取り組んでいる段階から持てるようになるとベスト。

同時に押す・回す

目線固定と並ぶくらい重要なテクニックというか、意識。2つ以上の同時押し(スクラッチも含む)が降ってきた時に、いついかなる時でも同時に押す。

当たり前のことだが、これもすごく難しい。

同時というのは同じ時と書いて同時であり、少しでも差異があってはいけない。打鍵音も、まるで1ノーツの単押しをやっているかのように整っている必要がある。

16分乱打に混じっている同時押し、2重乱打も同様に1ノーツかのような打鍵音を徹底的に意識する。(ジャリっという音が出ないようにする)

BPM

曲の速度、BPMを感じながらプレーする。

メトロノームを鳴らしているかのようにきっちり正確に打鍵音が出ているかを意識する。16分主体の譜面では特にそれを意識する。

曲の序盤は目押し重視で光らせにいき、BPMを掴んできたら打鍵音も意識し始める。

n分音符

  • 4分
    目押し音押し半々くらいで叩く。

  • 8分
    かなり目押し重視で、打鍵音も少し意識する。

  • 12分
    ガチ押しする。目押し重視。

  • 16分
    音押し寄りで、打鍵音をガッツリ意識する。

  • 24分
    目押しする。自分の判定に吸い付けるように脱力して押す(PEACEさん談)

ここでいう「目押し」は流れている音楽よりもノーツを認識して押すプロセスを意識的に行うという意味。「音押し」はその逆。

手の甲の高さ

打鍵する時に手を振り上げすぎてしまったり、力みすぎてしまっているとブレの原因となるため、手の甲と鍵盤のパネルまでの距離を一定に保つように意識するとよい。

ただし、気にしすぎるとかえって本来のプレーができなくなってしまうため、8分や12分などといった手を振り上げて打鍵してしまいやすいリズムのときに意識する。

ズレハネ

目押しすることをめちゃくちゃ意識する。打鍵音も聞かない。むしろ打鍵音を意識し出すと終わる。

いつもより少しだけ目線を上げて、余裕を持って認識するとやりやすい。

チャージノーツ

チャージ中に降ってくる鍵盤は、「チャージなんて押してないですよ〜^^」と自分に言い聞かせながら認識する。

チャージのせいで目線がブレブレになることが多々あるため、徹底してチャージのことを意識から排除する。ただちょっといつもより使える指が少ないだけ。

スクラッチ

これだけで記事書きたいくらい内容が濃い。

4,8分(可能なら12分も)は叩き、それ以外の連皿はBPMによって回し方を適宜変えると光りやすい。つい目線が変わってしまうことがあるので注意。

生粋のスクラッチ譜面では、スクラッチと同時に降ってくる鍵盤を意識する方が光らせやすい。

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