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【Gapyear体験記#6】 佐藤柚香さん

名前 佐藤柚香
年齢 21歳
期間 2020年3月から
滞在国・地域 日本、デンマーク、ベルギー

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ギャップイヤーを選択した理由は何ですか?

私は、専門学校卒業後にギャップイヤーを始めましたが、元々は卒業後に海外の大学に進学する予定でした。というのも、その専門学校はアメリカやカナダの大学進学をする人のための学校だったので、周りのほとんどの人は大学附属の語学学校や大学へ進学しました。もともと周りをすごく気にしてしまう性格なので、やめる勇気はもちろん必要でした。実は決断したのは卒業の1か月前だったんです。海外進学はお金もかかるし、特に入りたい学部もないしという気持ちはあったけど、それでも行かなきゃいけないと頭のどこかで思ってたし、そもそも「大学進学はしない」という選択肢を怖くて選べなかったし、選ぶ勇気もありませんでした。やりたいことがないと大学の先生に相談したときに、「大学に行きたくないなら旅したら?」と言われたけど、自分にはハードルが高いし、社会からそれて旅をするなんて憧れではあるけど現実的ではないと思ったんです。でも、大学進学を考えても自分が全然ワクワクしないことに気が付いて、元々興味があったデンマークに旅行でも行ってみようかなと考え始めました。旅行のつもりで調べていたら、たまたまフォルケホイスコーレを見つけて、ここには行きたい!とワクワクし始めたのでギャップイヤーをとる選択をしました。

ギャップイヤー中には具体的にどんな活動をしていますか?

まずデンマークに行くためにお金を貯めようと、飲食店でアルバイトを始めました。ですが、あまり合わなかったのでやめて古着屋さんのアルバイトを始めました。大学進学をやめた時にワクワクする方を選んだという経験から、やめることが怖くなくなったような気がします。元々、2020年8月からのセメスターに入るつもりで渡航準備をしていたのですが、コロナの状況悪化により、次のセメスターまで待つことにしました。延期になったものの、デンマークへ行くことが私にとってワクワクする選択だったので、絶対に行くという気持ちが一番あったので延期でも不安はありませんでした。そして、1月からのセメスターからフォルケホイスコーレ生活がスタートしました。(ちなみにここからは運営のゆりかと同じ学校に通ったのでほぼ同じ内容になります笑)6月までの半年間は、英語力も、機内のキャビンアテンダントさんに、ご飯をどれにしますか、と聞かれても聞き取れないくらいのレベルだったし、初めての海外、違う文化と言語での寮生活ということもあり悩むこともありましたが、ほんっっっっとうに来て良かったなと心から思います。学校が終わってからは約1か月半、学校で出会った友達の家を転々として一緒に旅をしたりしました。今は日本に帰ってきましたが、すでにヨーロッパ生活や出会った素敵な友達がすごく恋しいですし、フォルケホイスコーレはまたどこかのタイミングで行きたいなと思うくらい充実した経験になりました。

ギャップイヤーを経験してよかったと思うことやメリットがあれば教えて下さい。

「ギャップイヤーを取ろう」と思って取ったギャップイヤーというよりは、いつのまにかギャップイヤーを取ってた、というスタートでしたが、常に自分に問いかけてワクワクする方を選ぶ決断の仕方ができるようになったり、自分を好きになったり、メリットばっかりです。今では、周りにとらわれずに自分の気持ちに向き合えるし、どうしようってなった時も自分がいるからいいや。という見方ができるようになりました。このように自分と仲良くなったことで、周りの目を常に気にしてしまう性格ですが、以前より生きやすくなった気がします。

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↑働いていた古着屋さん

これからギャップイヤー中に学びたいことや目標はありますか?

この生活が楽しすぎていつ終わるかわからないです。次のステップはわからないけど人生どうなるのか楽しみです。今回のヨーロッパ生活で、観光をして周る、という旅よりも現地の人と関わる旅が好きだとわかったので、もう一回海外に旅に出て、いろんな人と会って話してみたいです。行きたい国が沢山あってワクワクしています。

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↑フォルケホイスコーレでの生活


ギャップイヤーについて気になっている方々へのメッセージをお願いします。

社会の当たり前に違和感を感じたり、他に何かやりたいことがある人はぜひ自分がワクワクする方を選んでほしいです。世間体や周りの意見を気にしてでできないと思っている人こそやってほしいな、ととても思います。私も本当にすぐ気にしてしまう人だし、ギャップイヤーは、いわゆる行動力がある意識の高い人だけがやってるようなことだと思って、わたしには遠いものだなと思ってました。でも、私みたいな全然そういう活動をしたことがなかった人でも踏み出すことはできます。私の場合はデンマークを訪れ、学校に通いましたが、国内の行きたいところにふらーっと行ってみるのも、のんびりおうちで半年間過ごしてみよう!というのも、気になってたアルバイトしてみるのも、素敵なギャップイヤーの使い方だと思います。例えば、大学は心理学をとってたけど、本当はパン屋さんでアルバイトがしたいからギャップイヤーを使ってやってみようかな、というのも、素敵だと思います。要は、今まで興味があったけどしてこなかったことや、ちょっと休憩〜と、のんびり過ごしてみること等、社会の目からは少し距離を置いてみて、その人が選ぶ自由な時間の使い方全てが、素敵なギャップイヤーだと思います。経験はあとになっていきてくるものだとギャップイヤーをとる人は、ちょっと遠い人だな、と思って簡単に踏み出せない気持ちがわかるからこそ、そういう人の背中を押したいです!


⭐️柚香さんの連絡先→note

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日本ギャップイヤー協会とは

”日本でギャップイヤーを広める、支える”ことを目標に活動しています。毎月7日、日本時間19:00からオンライン交流会を行っています!現在ギャップイヤー中の方、ギャップイヤー経験者の方、そしてギャップイヤーに興味のある方は是非是非参加してみてください!

質問等ありましたら、InstagramのDMまでよろしくお願いします!


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