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順位決定方法についての解説

順位決定方法について

勝点が並んだ場合の順位決定方法に関して、実際に起きた事例を元に解説いたします。
まずは順位決定方法を整理しましょう。

7-14 順位決定
勝ち点方式とし、勝ちは3点、負けは0点とする。
同点終了時は、サドンデス形式のシュートアウト(勝ち2点・負け1点)を行う。
勝ち点合計が同一のチームがある場合は以下により順位を決定する。
当該チーム間のみの試合における
1)当該成績(対戦成績で勝ち点が多い方)
2)得失点差が多い方
3)総得点が多い方
4)ファールポイント数の少ない方 (ポイント数:ファール1、警告2、退場4)
5)抽選

ソサイチリーグWebサイト「規約・規則」より

2021シーズン東海リーグ2部で起きた事例をご紹介します。
最終節までの順位が下記となります。

①ARUKO +18
②TAT +18
③MIKAWA NOVA +15

この時点でTATは全日程を終えており、残す試合は「ARUKO vs MIKAWA NOVA」という状況です。
上位2チームが1部に自動昇格ですので、この最後の試合結果はとても重要でした。
3チームが勝ち点18で並ぶ可能性があり、その際は当該成績で判断することになります。

上の表が「ARUKO vs MIKAWA NOVA」の試合、3チームの当該成績表です。
MIKAWAが勝利した場合、1勝1敗で3チームが並ぶことになり、かつ当該成績も並びます。
その際にいよいよ得失点差が採用されます。

上の表が試合の結果です。
「ARUKO 3−5 MIKAWA」という結果になり、3チームが1勝1敗で並びました。
最終順位は以下の通りになり、得失点差が採用されます。

①ARUKO 勝点18 得失3
②TAT 勝点18 得失-1
③MIKAWA 勝点18 得失-2

ここで注意していただきたいのは、あくまで当該チーム間のみの試合におけるという文言です。
全体の得失点差での判断ではなく当該チーム間での得失点差が対象になりますのでご注意ください。

余談

余談ですがMIKAWAがもし、3−2で勝利したらどうなっていたか…

①ARUKO 勝点18 得失4
②TAT 勝点18 得失-2 総得点6
③MIKAWA 勝点18 得失-2 総得点6

TATとMIKAWAが得失点差でも並ぶ状況になります。
さらに総得点も6得点で並びます
もう一度順位決定方法を整理します。

当該チーム間のみの試合における
1)当該成績(対戦成績で勝ち点が多い方)
2)得失点差が多い方
3)総得点が多い方
4)ファールポイント数の少ない方 (ポイント数:ファール1、警告2、退場4)
5)抽選

つまり総得点でも並んだ場合は、ファールポイントで判断することになります。その可能性があった試合でした。
とても稀なケースですが、順位決定に関わる重要なポイントですのでこの機会にご理解頂けましたら幸いです。

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