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FileMakerルーキーズ会#20 フィードバック(サンプルファイルのポータルフィルタ /どういう流れでFileMakerを作っていくか/変数のことがイマイチよくわからない)

◆開催日時:2021/08/08(日) 10:10-12:10

◆参加者:現地参加1名、オンライン参加3名。[初参加者1名]

◆ルール:可能な限り置いてけぼりにしないこと

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【次回お知らせ】
次回のFMルーキーズ会#21は9月第2日曜日、2021年9月12日(日) 10:10-12:10(オープン10:00)を予定しています。connpassのイベントページに追加されたらご参加表明よろしくお願いします↓
connpassイベントページ
https://fm-rookies.connpass.com/event/
FMルーキーズ会の「メンバーになる」にしておくと、新しいイベントが用意できた際に案内メールが届きます♪

☆この記事内容が難しいと感じる方は、逆に言えば100%参加対象者です♪


◆フィードバック
【抽選トピック】サンプルファイルのポータルフィルタ
【トピック1】どういう流れでFileMakerを作っていくか(業界標準があるのかも知りたい)
【トピック2】変数のことがイマイチよくわからない


【抽選トピック】サンプルファイルのポータルフィルタ

アイスブレイクの抽選トピックは、「演習 10-17 ポータルフィルタで計算式を使う 2」という箇所が当たりました。(MastorBook中級編P.378)

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いやー、演習の箇所が当たっても、という感じです。MasterBook付いてくるサンプルファイルは作り込まれていて、短時間のアイスブレイクでは扱いきれません。そこでとにかく「ポータルのフィルタ」に特化して取り上げてみました。

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ポータル設定の「ポータルレコードのフィルタ」にチェックが入っていて、中に計算式が入っています
フィルタの計算式はとっつきにくいところがあるので、「1」(True,真)か「0」(False,偽)だけを計算式に入れてみました。

「1」(True,真)を計算式に入れるとリレーションされた関連レコードが全部表示されます。

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「0」(False,偽)を計算式に入れると全部表示されなくなりました。「0」が計算式に入ると関連レコードに対してすべてフィルタをかけてしまうのですね。

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「1」か「0」は両極端になるので逆に分かりやすいと思ってやってみました。

塩梅(あんばい)良くフィルタするには、計算式に「TBL::g_フィルタ用 = TBL::見積状況」など正しく条件を入れる必要があります。

「1」と「0」、適切な条件、これらが組み合わさっていると認識できれば、サンプルファイルの計算式も怖くないですね。

フィルタで注意するのは、あくまでポータルの関連レコードにいわば目隠しをしているだけで、リレーション自体は変わっていないことです。集計フィールドをポータルに置いてフィルタをかけても、集計値は変わらないです。


【トピック1】どういう流れでFileMakerを作っていくか(業界標準があるのかも知りたい)

初参加のYさんにトピックを挙げて頂きました。
FileMakerを制作する流れを皆さんどうしているのか?、業界標準のようなものはあるのか?、といったことが気になっているとのことです。

確かに要件定義や仕様設計、画面遷移図などシステム制作する上でよく聞きますが、FileMakerではどうなのでしょうか。

参加者の皆さんにお尋ねすると、AさんとKさんは要件定義や仕様設計といったものは特に作っていないとのことです。そもそもお二人は一人とか少人数で使うという感じですし、機能の規模感も小さいためそこまで用意する必要性は今のところないようです。画面のイメージを紙やエクセルに描いてから作り始める場合もあるようですが、FileMakerはそれでも充分に制作は進められます。

僕ながにぃの場合はというと、案件やお客様によって変わります。FileMakerをお教えする場合は相手方の理解が追いつかないこともあるのでFileMakerだけで進めることが多いです。シンプルじゃないシステムだったり、応対の内容から必要を感じたときは画面のイメージ図や業務フロー図を一緒に作って見える化をすることがあります。

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また、公的機関のような所が絡んでくる仕事だと仕様設計やテーブル定義などを作ることはあります。きっちりした資料を提出することが多いからです。

どこかで聞いたことがあるのは、FileMakerを最新で最適な状態に保つ(不要なフィールドなどはなるべく置いたままにしない)、そうすればFileMaker自体が仕様書になる、というものです。僕はどちらかといえばその考えに近いです。

Yさんのお考えのひとつに、FileMakerで業界標準の流れがあれば開発側も利用者側もメリットがあるのではないか、というのがありました。確かに、そうなればFileMakerも今より拡がっていきそうで、大いに賛同します。
ただ、自由度の高さもやっぱりFileMakerの最大の長所なので、いかにバランスを取れるかが鍵になりそうな気はします。


【トピック2】変数のことがイマイチよくわからない

「変数のことはなんとなく分かったけど・・・」と腑に落ちないまま月日を過ごすAさんがトピックを挙げてくださいました。

Yさんに変数を使ったスクリプトを即興で作って頂きながら、どの辺がピンとこないのかをみんなで探っていきました。

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結果として、Aさんは変数の性質?みたいなものを捉えられていなかっただけで、勉強会の最後には「前よりは腑に落ちて」もらえたようでした^ ^

例えばデスクトップに現在のFMファイルを保存するスクリプトがあります。
「$保存パス」変数に保存しようとするファイルのパス(~~~.fmp12)をセットし、名前をつけて保存ステップで$保存パスを指定するとデスクトップにFMファイルが保存されます。(最近のバージョンは頭に"filewin:"とか無くても大丈夫になったのですねえ。独り言。)

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ここで$保存パスの変数設定の前に、$デスクトップパスという変数を新たに用意して、その中でGet(デスクトップパス)を指定します。$保存パスの計算の中ではGet(デスクトップパス)と書いていた箇所を$デスクトップパスに変更します。結果は同じです。

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元々の完成していたステップに、少しだけ別の変数を組み合わせてみたことで、変数の特徴とか特質がいくらか垣間見てもらえたようでした。Aさん、もしまだ腑に落ちないときは(これをご覧になっているあなたも)是非またトピックに挙げてください笑


【次回お知らせ】
次回のFMルーキーズ会#21は9月第2日曜日、2021年9月12日(日) 10:10-12:10(オープン10:00)を予定しています。connpassのイベントページに追加されたらご参加表明よろしくお願いします↓

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https://fm-rookies.connpass.com/event/
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※ランチ打ち上げは現地1名のため普通に渋谷でお昼を食べました。


何かご質問等あればJBIながにぃまで^ ^

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