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2022.07.05ロシア国防省電話会議 ショイグ発言要旨

ウクライナの特別軍事作戦について

ルガンスク人民共和国はここ2週間で670km²のエリアを拡大し、完全に開放された。西側軍団はウクライナの紛争が続くことを望んでおり、武器提供を続けている
ここまで28,000トンもの軍事物資がウクライナに到着している。。
西側からウクライナに提供された武器は中東へ流れ、さらにブラックマーケットにも流出
ロシア軍の効果的な攻撃により、海外傭兵や民間軍事会社兵の数は減少中
10日間で、170人の傭兵が死亡、99人がウクライナを去った
黒海とアゾフ海の安全航行のため、2つの安全経路を設置。
マリウポリ港の機雷は撤去完了
ドネツク・ルガンスク人民共和国の地雷撤去も技術部隊が対応にあたっている。現在まで3,700ヘクタールを確認し、46,379個の爆発物を確認、処理を完了。
解放されたエリアへ包括的サポートを続けている
ロシア兵が制圧しているエリアでは、平和な生活が続いていく
部下の身の安全が第一であり、それを厳守することで、地域住民の平和な生活が約束される。

ロシア軍最高司令官の目的が達成されるまで特別軍事作戦は続く。

ロシア軍の内部の活動について

1.新規採用状況

春の新兵採用キャンペーンが終わりに近づいていて、すでに89,000人の兵が任務についている。採用活動は軍採用機関と入隊事務所が予定通り行った。予定通りに部隊への新兵組み込みが行われており、派遣に問題はない。7月15日には一般兵の募集も完了する予定。任務時間を完了した徴収兵は帰宅可能で、特別軍事作戦へは派遣されない。

2.新型兵器について

新型の兵器は艦載機が空の標的に対するレンジを広げる事や小型化とステルス技術により攻撃効果を上げるだろう。
今年の計画であったミサイル実験と生産については順調に進んでいる。

3.軍建築の活動について

2022年の前期、1,245棟の建物および構造物が軍建築部により完成した。これらはロシア国防省が認可した計画通りに進んでいる。
最高司令官と国家兵器プログラムが目標としている軍建築の最重要部分は前期に完了した。軍建築部は積極的にルガンスク・ドネツクの再構築に参加している。
プレセツク宇宙基地ではサーマットミサイル用地上基地の準備が進んでいる。4月には大陸間ミサイル発射実験の成功に貢献した。
軍隊の日常の活動や職員と一般市民の快適な生活を確保するために、754の施設が軍事地区に委託された。2,000人の兵が収容可能の一般住居や寮も建設された。
同時に軍建築区域では地域にとって重要な公共施設なども併設。医療区においては、クリニックや入院施設完備のイストラ地域病院など近代医療施設が含まれる。年内には軍建築として核抑止施設や軍飛行場ネットワーク、総合物流倉庫などの建築が完了する見通し。
軍キャンプ、公園、技術エリア、病院、教育施設のリフォームは継続する。


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