見出し画像

高松宮記念ほか回顧


 ここんとこ毎週末に風が強くなり雨が降り、せっかく桜が咲いてもなかなか花見もできずに歯がゆいところですが、まあ競馬は関係なくやってるわけでして、これだけはホントありがたい。コロナ禍においてもし競馬が中止になってたら、たぶん精神を病んでたんじゃないかってくらいには救われてます。


 そういうことで今週も終わりました。ので回顧していきます。

 まずはドバイワールドカップデーから。


UAEダービー 

 中段待機から最後まで伸びて4着したタケルペガサスももちろん素晴らしいですが、前哨戦の覇者であるピンクカメハメハも、正攻法でぶつかっていったのは偉かったと思います。この時期のD路線はどうしてもドバイ勢とは差があると思いますが、森厩舎以外も可能性があるのなら積極的に遠征してみてもいいんじゃないかなあと思います。


ゴールデンシャヒーン

 圧逃劇を決めた勝ち馬が入線直後にかわいそうなことになってしまって、なんかモヤっとする結末ではありましたけど、日本勢はレッドルゼルが最後方から素晴らしい決め手を繰り出して2着入線、とこの路線で世界レベルに近づいていることを証明してくれました。マテラスカイは先行できないと脆い馬なので仕方ない結果、コパノキッキングは中団外目から伸びてはいますが、レッドルゼルとの差はコース取りと爆発力かなと。

 レッドルゼルは来年のフェブラリー勝つんじゃないかなあ。と無責任に予想しときます。


ドバイターフ

 予想通りに実績で完全に一枚抜けてるロードノースが強さを見せて圧勝しましたが、インでヴァンドギャルドがしぶとく伸びて2着、GⅠ級でなくても適性さえあれば勝負になると証明してくれた形になりました。

 まだ5歳で高いマイル適性がある馬なので、このまま海外のマイル~2000路線転戦しても面白いかなと。


ドバイシーマクラシック

 ミシュリフがこれも後方から外を一気に日本馬2頭をねじ伏せてサウジカップからD→芝と連勝達成、馬券的にはありがたかったですが、日本馬同士が直線入口でぶつかり合う形になったのは不幸でした。

 それでもクロノジェネシスは最後まで伸び続け、ラヴズオンリーユーを抑えて連確保、ラヴズの方も最後まで垂れずに僅差3着入線と、日本牝馬の充実ぶりは存分に示したと思います。今年1年両馬ともまだまだ活躍するんだろうなあと。


ドバイワールドカップ

 ミスティックガイドは人気に応えて快勝でしたが、好位やや後ろからイン突いて最後まで伸びて連確保したチュウワウィザードにただただびっくりしました。

 このレースだけは海外勢との差がそれなりにあるはず、とチュウワの馬券買わなかった人もボク筆頭に多いと思うんですが、戸崎さんの積極策に馬が見事にこたえての連確保、これは日本のD競馬がレベルアップしていることの証明と言っていいんではないかと。

 今まで2011年を除けば、入着した馬は後方待機からバテた馬を交わしてのパターんばかりだったわけで、ちゃんと勝ちに行って2着したってのは、大げさに言えば日本競馬にとってすごく大きいことだなと。

 戸崎JKと陣営のナイスファイトでした。感動しました。


高松宮記念

 ▲-△-〇で決まって◎はどこにもいない、という結果で完敗。重馬場得意と思ってた◎が直線足元を気にして全然伸びないっていうなかなかにショッキングな結果でした。上位人気がちゃんと能力を発揮して最後まで熱いいいレースでした。

 モズスーパーフレアが入りを12.2-10.7で飛び出したわけですが、このラップであんなに楽逃げになるんだー、というのがまず一つ。モズに楽させない形でレシステンシアは付いていくんじゃないかなーと思ってたので、ここが予定外。

 前後半は34.1-35.1で早すぎず遅すぎず、不利さえなければ前後ろ互角な力勝負のラップ、ギリギリまで凌いだモズスーパーフレアを最後は大外から1番人気2番人気が併せ馬でねじ伏せてワンツー。インうまく捌いた3番人気が3着で固い決着。


 ◎ラウダシオンはいい形で先行していたように見えたんですが、力んでたし下を気にしてた、とミルコのコメントにあるように雨馬場はちょっと違ったってことなんでしょう。スプリント力はあると踏んでるので、秋の中山をいい形で迎えられれば改めて狙いたい。


 〇インディチャンプはたまにある福永さん完璧に乗ったのに勝てないやつ。好位勢直後で脚溜めて、外回したら間に合わないのを見切ってインを見事にさばいてゴール前抜け出しを測った騎乗は100点だったと思います。

 スプリント試したことで行き脚がついて、その結果がマイルに戻った時に吉とでるか凶とでるかは微妙なところ。もともと折り合い面にはやや不安があるだけに、ここから安田に直行、みたいなローテならちょっと疑いたいところ。


 ▲ダノンスマッシュは雨微妙って前評価を華麗に覆す快勝。香港スプリント勝ったことで馬も完全に一皮むけた感じで、秋も引き続き中心視が妥当。

 とはいえ3歳から活躍してた同馬ももう6歳ということで、前哨戦でつまづくようなら嫌ってみても。


 △レシステンシアは前走も今回もこちら側の思惑を打ち砕いて強さを見せての好走。本物なのはもう充分理解しましたごめんなさい。

 ここからマイルへの延長は折り合い面でやや微妙、と見せかけて府中マイルが高速ならむしろプラスに働く可能性も。調子落ちがなく5月の府中が高速維持なら、ヴィクトリアマイルは降参するべきと思う。


 ほかモズスーパーフレアは単騎だとやはりしぶとい。さすがはGⅠ馬ですな。


 今日はツイッターで呟きながら競馬してましたが、他でいい当たりがあって久しぶりに快勝でした。来週も頑張って予想しますので、よかったら見てくださいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?