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阪神大賞典ほか回顧

 土曜日他の仕事しながらとはいえ全敗。日曜日せっかく予想では当たってた馬券(9Rのワイド)は資金不足で買えず。穴が嵌った!と思ったメインはわずかに差される。ということで、

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  ・・・気を取り直して簡単に回顧します。


 日曜中山9R スピカステークス

 ・・・いや展開予想ド外れで、なんか戸崎さん番手にいて、「お、エポカドーロ的なアレ?!」と期待して直線、早め先頭から粘りこむグランスピードに迫る4枠2頭、最後はクビクビだけ交わされてグランスピードは3着。勝ったのはこの1戦の為に中山に来た加藤祥太クンのミスニューヨーク。

 消ミスニューヨークは牝馬限定での善戦歴+前走はローカルでの2着、疑う材料は揃ってたわけですが、待って待っての末脚発揮で着差以上の完勝、これは恥ずかしい結果。

 この馬場での混合戦を勝ちきるんであれば限定戦なら重賞でも好走必然。加藤祥太クンは腕はあるけど騎乗馬に恵まれてないという印象ですが、この馬きっかけで状況がよくなってくれれば。

 ◎グランスピードは逃げ馬行かせての番手でペース支配したところまではよかったけど、逃げ馬がアクシデントで早く下がってしまった分早めに先頭に立ってしまったのがプラン外だったか、最後は粘り切れず僅差の3着。

 キズナらしいしぶとさでここまで来た馬で、この馬場なら一発で抜けて欲しいところだったが仕方ない。次も好勝負は必至だが、高速馬場の適性は未知数なのは少し留意したいところ。高速府中2000とかをあっさり抜けるようならGⅠ戦線まで見えてくる。今後も追いかけたい馬。

 △モンブランテソーロは予想条件が全部揃っての激走で2着、血統的には完璧に中山>東京タイプだけに、高速馬場で凡走してからの夏ローカルとかが一番熱いパターンと思われる。

 〇クロミナンスは前走までは能力差でどうにかできても、カナロアだけに重馬場の中山では限界があった、ってこと、なんですかね。どうしても川田さんは意識しちゃうとこなのでこの〇は仕方ないですが、結論としてはミスニューヨークの能力を見誤った時点でなかなか厳しかったと。


中京11R 名古屋城ステークス

 予想はしてなかったんですが、

 テーオーケインズは一足飛びのGⅠでも差のない入着だったように、このメンツの不良馬場なら100回やって99回勝つ相手関係で順当。一度の挫折から再びの飛躍が見込める今年、帝王賞に間に合えばそこで大爆発期待。間に合わなくても秋までちゃんと待ってます。

 わたくし、去年からずっとミヤジコクオウがGⅠクラスと信じて追ってきたんですが、ベテルギウスS以降いいところなく、ちょっとメンタル的に厳しいところに入っちゃってる感じ。

 一度休んで夏のローカルで出直すか、なんだったら芝転戦するなら初戦は少し買いたいかな。D中距離を使いながらどうにかするのは少し厳しい気がします。3歳時の期待を思ったら考えたくはないんですが、能力的にここまで、な可能性もなくはない。


阪神11R 阪神大賞典

 前2頭はペースメーカーで、ディープボンドが展開の中心、他の馬の手が早めに動く中ナムラクレセントばりの鉄板ムーブで和田が仕掛けると直線はワンサイドの圧勝。アリストテレスは3角から手が動く厳しい流れで直線は動けず、後方でじっとしてた2頭が最後は間に合って2,3着。

 〇ディープボンドはきびしい馬場状況でスタミナ能力を誇示する形での圧勝、例年なら本番が京都の良馬場なら?ってことになるが、今年は本番も同舞台で今日みたいな馬場なら本命打っていいんじゃないでしょうか。コントレイルの露払いがついに大関取りに王手って感じのいいレースでした。

 ◎アリストテレスは前走も重馬場こなしてたから大丈夫と思いきや、やや掛かり気味に動いたうえに向こう正面で手が動く相当キツイ展開で最後は力尽きての7着。

 菊花賞は高速と徹底マークが奏功したんであればイメージはライスシャワーで、ルメールが継続騎乗で本番が良馬場なら、ディープボンドの斜め後ろでほくそ笑むクリストフさんが容易に想像できるので本命候補。巻き返すと思う。

 以下、消ユーキャンスマイルはまだまだ走りますね、終わってると思った自分がいけないですごめんなさい。△タイセイトレイルはこの馬場ではスタミナ足らず結局は見立て違いかなと、△ゴーストはアクシデントでこれは参考外。

 消ショウリュウイクゾだけは想定通りにこの馬場の長距離への延長で斤量増っていうのはきびしかった。鞍上はうまく乗ってたと思うのでその点は団野クンごめんなさい。

 春の天皇賞は真の一線級が軒並み大阪杯に回りそうで混戦ムード、それだけに配当的にも期待したいところですが、この路線からはディープボンドがまず抜け出した形。まだ日経賞が残ってるんで、総評はそれを見てから、ですかね。


中山11R スプリングS

 馬場が悪いだけに逃げ馬がそれなりに前に有利なラップを刻んでも、後ろが想定より少し早く仕掛ければそこはもう持続力勝負なフィールド、っていう展開。3角から動いたアサマノイタズラの積極策が嵌るかと思った坂上、最後は直線まで待った実力馬ヴィクティファルスが流れの外から差し切り。好位インから粘りこんだボーデンが3着、ランドオブリバティは直線勝負には加わったものの切れはなく7着。

 ◎アサマノイタズラは単しか持ってなくて、ね!もうダメな時は予想が冴えててもダメなんですよね!っていう、ね!

 結果論で言えば仕掛けは2テンポくらい早かった、んだろうけど前走待ちすぎて凡走した嶋田さんの気持ちを思えばこれは責められないし、勝ち馬とはアタマ差だから最後は時の運。しょうがないよ、しょうがないさ、後コンマ5秒待ってくれれば、、、、とかもうしょうがないさー(泣。

 未勝利戦の勝ち方と今回の激走を見ると、他の前哨戦からの比較でも本番も印は打てるレベル。人気にならなそうなので嶋田さん継続騎乗でお願いしたい。


 ヴィクティファルスは戸崎ヴェイルネビュラとの比較でわずかに印回らず痛い結果に。池添はあの展開を慌てず外ゆっくり回して末脚で間に合わせてさすがは3冠ジョッキーだなあと。馬もこの流れの差しによく応えていて、弥生賞がそれなりに凡戦なだけにこの馬も無印にするのはどうかなあというところ。この馬もエフフォーリアの物差しになっちゃう、のかどうかは個人的にはまだ結論は早い気がしてる。

 

 ボーデンは内回ったこともあって今回の敗因ははっきり馬場、それだけに皐月が内伸び高速馬場の内枠とか条件揃ったら怖い。川田はダノンザキッドに乗るんだろうから、その点でも皐月では印回しづらくはある。

 イルーシヴパンサーは横山が完璧に乗ったけどここまで、ダービートライアルでもちゃんと走れそうなので青葉でもプリンシパルでも消すことはない。

 印付けたヴェイルネビュラロードトゥフェイムも敗因は馬場で、これは仕方ないやつ。特にヴェイルネビュラは良馬場で見直したいところ。

 消ランドオブリバティはもっと極端な競馬が似合うはずで、好位のインでどうにか御そうってのは誰が乗っても難しいんじゃないかなあ。皐月は賞金足りるんならミルコ乗り替わりで一考の余地。三浦のまま、今回の競馬をするつもりならちょっと厳しいと思う。


 牡馬は若葉Sまで、牝馬もフラワーCまで終わってそろそろクラシックの駒が固まってきた感じですね。今週中にクラシック、GⅠ戦線への展望的な記事を書いてみようかと思ってます。


 ちょっと予想はいい感じにかすってくる程度にはなってきたので、今後のG Ⅰ戦線でもよかったら覗いてみてやってください。よろしくお願いします。

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