家計簿アプリの話

先月、家計簿をアプリに変えた。結婚して12年、家計簿はつけ続けていたけど、なんとなくうまく使いこなせていない時期もあったりして、ぼんやり悩んでいた。手書きよりアプリの方が計算してくれるし、ぱっと見てわかるから便利だけど、手書きの方が自由度が高いし……と思い、結局手書きに戻るものの、なんとなく活用できていない。これは一緒に働いてる人たちから影響を受けた部分だなと思うんだけど、結局何を解決したいのか、何のためにやるのかを自分で言葉にしないと同じところをぐるぐる回っているだけだなーーーと思ったので、家計簿の何がしんどくて何がめんどくさいか、解決できることかできないことかを考えてみた。

普段通りに家計簿をつけながら、気になるところをメモ書きしまくった結果、以下のことがわかった。
・記録することで自分の気持ちが落ち着くから(レシートをそのまま捨てることにすごく抵抗があるし、溜まっていくのもなんだかストレス)、私にとって記録そのものが必要なこと。
・カードを複数枚持っていて、カードの管理が必要なのがめちゃくちゃめんどくさい。でもポイントの貯まりやすさやこのカードじゃないと支払えません!みたいな契約の関係もあり、カードを減らすのはむずかしい。
・カードで支払った時は、別途封筒を用意していて、使った日付を書いてそこに現金を入れておく→引き落とし日がわかったら銀行口座に入れるという流れなので、カードで買った分の支払いはしっかり管理したいけど、2割くらいは入れ忘れが発生していて、なんだか損した気分になっているので、カードで支払った分の管理を徹底したい。
・食費や日用品の日々の支出の合計、電卓で計算してるけど、めんどくさくて出せてない月もあるし、だけどアプリだったらやらなくていいから、そういうところはアプリのほうがいいのかも。
・毎月、パパの実家への帰省費とか、お中元お歳暮の贈り物とか、少しずつ積み立ててるお金があるけど、それって積み立てた月に記録するのか、支出したときに記録するのか、でも全部が積み立て金の額に収まるとも限らないし、そういうときアプリってどう管理するの……??

などが挙がった。結構細かいことを言っているような気がする。が、私は一度財布が開くとしばらく開けっぱなしになるので、家計簿をつけることでたぶん、多少は、コントロールできていると思う。

いろいろ考えた結果、結局家計簿で私が知りたいこと、やりたいこと、解決したいことは、「月の支出がどれくらいかパッと見てわかる」「カード払いのつけ忘れを防ぎたい」「合計額を計算してほしい」なので、なるべくシンプルなアプリを探すことにした。たぶん、突き詰めればどこまででも管理しようとしてしまって(収支が手持ちの金額と合うようにするとか)うまくいかなくなるので、簡単なものを選ぶようにした。

それで、いまは「シンプル家計簿」を使っている。支出カテゴリーが増やせるので使いやすくカスタマイズできるし、合計額もわかるようになって、普段どれくらい使ってるかも目に見えてわかるようになった。(4月はホットクックの支払い、車の点検、パパのメガネ、くまの誕生日プレゼントなど普段はない支出があったので、たぶんいつもより15万くらい多くてヒッッとなった)ネットで買い物をしてもすぐにアプリに入力できるので、つけ忘れも圧倒的に減った。すごい。積み立てに関しては、支出をしっかり把握することを目的にしたので、積み立ての月は記録せず、使った時に記録するやり方に変えた。家計簿をつけることへのストレスが減った気がする……!アプリに変えてよかったな〜と思った。収支がマイナスにならないように心がけてお金は使っていきたいけど、どういうお金の使い方が自分にとって満足できるのかもすごく大事だし、自分の心や生活が豊かになるのであれば、家計簿がめちゃくちゃな月もあったっていいと思う。だけどずっとめちゃくちゃなのもたぶん私は落ち着かないので、自分のやり方を引き続き模索していきたいな〜。

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