保育士が知っておくと役立つ「人間が持っている心理的な性質77」シーン別に紹介

【心理効果を書いてる理由】

このNOTEは現在知られている心理効果のうち、保育者に関係あって、さらに使えそうなもの(私が無意識に使ってきたもの)ばかりを集約して

「やる気やモチベーション」
「子どもの自尊心に関係するもの」
「集団心理」
「不安に関係するもの」
「人の行動する理由」
「思い込みの心理」
「印象や評価」
「記憶に関するもの」
「信頼関係に関わるもの」
「説得に関係するもの」


これら項目別に10に分けて77の心理効果を解説し、さらに保育現場での活用例や気をつけることを、保育現場でのキャリア20年以上の私ジャムの視点でお話しています。

子どもに関わる保育者のあなたに、とても有効な資料だと思います。

子どもというよりは、人相手の仕事をしてるなら誰にでも役に立つでしょう。

・経験豊富なベテラン
・アルバイトの学生

などの立場にもよりません。

なぜなら園長・施設長、リーダー的役割の人から新人まで、立場に合った対人技術がありますが、それらはほぼ「人間なら誰でも持っている普遍的な性質」に基づいたものだから。


例えばカウンセリングで言われる「傾聴」や、「対面でなく斜め前に座るのがいい」なども、人間なら誰にでも当てはまる心理効果が元になっています。


人の心の動きは昔から研究されています。

経験的に「こうなんじゃないかな?」というのも多いのですが、それを心理学者が研究してくれて

「やっぱりそうか」
「実はこうだったんだ」

と分かったものに「○○効果」みたいな名前がついてます。

保育士がこれを知ると、

☑ 子どもを無駄に叱らずに済んだり、
☑ その子の状態がわかったり
☑ 職場で思い通りに人を動かせたり
☑ 同僚や延長の説得に成功しやすくなる
☑ 相手の怒りや不信を鎮めやすくなる

いろんな良い効果が出てきます。


人相手の保育士の仕事に相性がとても良い知識なのです。

しかし、ここで紹介してるのは学校では教えてくれませんし、自分で勉強しないと一生身につかないものです。

「心理効果を使うのは心を操るみたいでイヤだ!」、という抵抗感を持つかもしれません。

しかし実際には、特に物を売る世界で(マーケティングと言われる)は多用されています。

いらない物を欲しがらせて買わせたりするアレ。

極端に悪用してる筆頭は詐欺師ですが、心理効果を知ることで、結果的にそんなものにも引っかかりにくくなります。

とは言え77全部知って使えるようになるのは無理なので、今困っていることに焦点を絞って、その中の1つか2つを日常で意識して使ってみるのをオススメします。

※タイトルは77ですが、随時更新していく予定です。

※本NOTEは「保育士の3大お悩み解決所」の心理記事を一つにまとめたものです。10記事を手間をかけて読むよりは、お金を払ってでも楽に読みたい方向けのものです。


やる気とモチベーションアップに関する心理効果

やる気の心理記事リンク

画像1

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1 アンダーマイニング効果

もともとやる気があったことに対してご褒美や報酬を与えることで、かえってやる気をなくしてしまう心理効果。

やる気をなくすというよりは、報酬目当てになってしまうということ。

せっかく楽しくやっていたのに、ご褒美抜きでは楽しくなくなってしまいやる気がなくなります。


せっかく自発的に興味を持ち、やる気をもって子どもが楽しんでやっていることに対して安易にご褒美を与えてはいけません。

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