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にこてぃんソロ曲「シンデレラストーリー」の歌詞解説!

どうもJAM CLOVER Vo,塚谷優一郎です。
2021.3.20(土)CANDYS新体制お披露目ライブ・にこ生誕祭にお邪魔してきました。
ライブの感想についてはまた改めてするとして、、、
なんと、このライブで披露された、にこさんのソロ曲「シンデレラストーリー」の作詞作曲を担当させていただきました。
ドンドンパフパフ🎉 

今日は歌詞を丁寧に解説します。
長くなることが予想されるので、お時間あるときに読んでいただけると嬉しいです。

【なんで作ることになったの?】

今回、作曲の依頼を受けたのが2.22(月)でした。(2月に僕がやってたクラファンの作曲のリターンを支援してくださいました)
その時に3.20(土)のライブで歌いたい!とにこさんに言っていただいたんですね。
んで、まず、カレンダーを確認しました、、、
「1ヶ月ないやん」
んで、僕は知ってます。アレンジはどれだけ急いでも2週間はかかります。
ていうか、「アレンジで楽曲のクオリティーが決まる」というのを知っているので、できるだけ編曲家さんを焦らせたくありませんでした。
ということで、ライブの日から逆算していくと、、、
僕に残された時間は、、、
「2日か3日」
はい、死にました。
確実に死にました。

死にかけながら、3日かけて最高の曲ができました。
そんなスケジュール感で作ったんです。
よくライブ間に合ったなって心の底から思います。

【どんな感じで作っていったか】

まず、1つ決めていたのは、「にこさんが歌うからグッとくる曲を作る」です。
誰が歌っても同じように感じる普遍的な曲じゃ「にこさんのために作る」意味がないので、
にこさんのここ1〜1年半の物語を楽曲に落とし込もうということだけ決めていました。

にこさんは明るくて、楽しくて、ニコニコしていて、優しくて、強くて、大切なものに対しての愛情が深い方だなという印象があります。(Candyとかお客さんとかCANDYSの仲間とか)
そんな今の、にこさんを作りあげている下地には「ネガティブな挫折や経験」がありました。そこをなかったことにして進むことももちろんできますが、そこがあったからこそ「本当の意味で」人に優しくできるし、守りたいものを守れると僕は感じます。
ネガティブな挫折や経験を経て、キラキラ輝いている「にこさんの物語」を曲にしようと決めたら「シンデレラストーリー」というタイトルが降ってきました。
一般的にシンデレラストーリーというと、「どん底からの変化量」を面白がりますが、そうではなくて、ネガティブな挫折や経験も今に繋がっているから無駄なことなんて一つもないんだよ。全てひっくるめて最高の物語なんだよっていう意味で「シンデレラストーリー」というタイトルにしました。

歌詞はnoteの記事や街録チャンネル(フリーランスのディレクター三谷さんが街頭インタビューするch)に、にこさんが出演した回を見て、キーワードを書き出して作りました。(にこさんのnoteが貼れませんでした🙇‍♂️)


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それでは歌詞解説していきまっす!!

『シンデレラストーリー』

夜空 光る 星に手を伸ばしていた
いつか あのステージ 光り輝く世界
夢を見ては現実に戻る リフレイン
あともう一歩のところで 溢れ落ちた涙

【Aメロ】

【夜空光る星】は比喩で、「自分らしくありのまま、キラキラ輝いて生きている人」のことを指しています。自分もあっちがいいと憧れて、いつかあのステージに立ちたいと願います。
しかし、そう夢ばかり見てもいられません。常識だとか、世間体だとか色んなものが上なんか見上げるなと足を引っ張ってきます。
自分もキラキラ輝いて生きていきたいけど、無理かもしれない。そんな理想と現実を行ったり来たり繰り返します。
【あともう一歩のところで溢れ落ちた涙】は大好きで憧れているアイドルに私もなりたいとハロプロのオーディションを受けるも最終で落ちてしまった挫折を書きました。
実際泣いたかどうかはわかりませんが、にこさんのことなので泣いたと思います。(生誕祭もめっちゃ泣いてた)

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あの日、一度諦めたステージに今立ってるの冷静にエモくないですか?

12時の鐘が鳴るまでに
必ず帰ってくること
誰かが決めた常識に
何度諦めたんだろう

【Bメロ】

シンデレラは偶然通りかかった魔女に魔法をかけてもらい、舞踏会に参加できることになりました。


でも、時間制限付き。


12時の鐘が鳴るまでに帰らないと魔法が切れるみたいです。
でも、魔法が切れるかどうかなんてわからないじゃないですか。
舞踏会にまだ居たいんだったらいればいいし、踊りたいんだったら踊ればいい。
「誰に言われたから」じゃなくて、「自分はどうしたいの?」の方が僕は大事だと感じます。
でも魔女が常識を決めました。
魔女がルールを決めました。

はい。
これはあくまで比喩で、年齢や諸々の理由で夢を諦めなければいけない「現代のアイドル業界」のことを指しています。
アイドルはだいたい20代中盤まで、ママになったら出来ない、アイドルだけじゃ食っていけない。
「常識、普通、世間体、暗黙の了解、風潮」
こんなクソみたいなものに押しつぶされて夢を諦めなきゃいけない世の中は嫌ですってにこさんが言ってました。(僕は言ってないので叩かないでください笑)
何歳になっても夢に挑戦できる世の中の方がいいです。
Bメロでは「何度諦めたんだろう」で止まっていますが、曲全体を通して前向きになれるような曲にしました。
きっと、一歩踏み出す勇気をくれる曲になっているはずです。
人生は誰のものでもない、自分のものです。

約束された未来なんて
きっとつまらないでしょう
暗闇に迷い込んだ時も
呆れるくらいに泣いた日も

思い描いた未来のため
繋がる大切なピース
その笑顔を作りたいから
わたしは歌うよシンデレラストーリー

【1サビ】

いい大学に入って、安定した会社に入って、何十年かしたら役職ついて、定年で退職して、年金で余生を過ごす。
約束された人生。
大きな失敗もなければ大きな成功もない人生。

「元アイドルの卒業後のセカンドキャリアを応援する場所を作りたい」

「元アイドルが再び輝けるステージ付きのライブカフェ&バーを札幌に作りたい」

「スナックCandyを札幌に作りたい」

約束された人生では、与えられたことをこなしていれば何不自由ない生活を送れます。
でもそれでは上記のような夢は叶えられません。
やりたいことを形にする過程では、悩むこともあります。壁にぶち当たることもあります。涙する夜もあります。
不甲斐なさに打ちひしがれることもあります。
思い通りにいかないこともあります。
でもそれは、思い描いた理想の未来を迎えるために必要なことであることをのちに知ります。

あの日の挫折がなければ札幌に「スナックCandy」ができることもありませんでした。
「CANDYS」というアイドルが生まれることもありませんでした。

そういった意味では、全てひっくるめて「にこさんの物語」です。
最高で輝かしい唯一無二の物語です。
そんなことを1サビに書きました。

暗い 雲が 輝く星を隠して
不安で震える夜に失った希望

こんな人生じゃなかった
あの日、あの時見た夢は

暗い雲を晴らしてくれた
優しい南風

【2A、2B】

ここではにこさんのどん底期を書きました。
詳しくは、にこさんのnoteや、にこさん回の街録chを見て欲しいんですが、夢を持って仕事を辞め上京するも、思っていた状況とはまるで違い、諸々あって(急に雑!!)ニートに逆戻り。
そんな状況で、自分らしくありのまま、キラキラ輝いて生きよう!なんて無理な話です。
夢も希望も失いました。
思い描いた、理想の人生はこんなものじゃなかった。
ただ、アイドルが好きだった。
秀でた才能のある人が何歳になっても輝ける環境を作りたかった。
希望が絶望に変わる瞬間。
僕らは想像することしかできませんが、僕らが想像するより何倍も辛く、苦しかったと思います。
そんなどん底からにこさんを救ったのは、キンコン西野さんや、ホームレス小谷さんや、サロンメンバーの方達です。
暗くて分厚い雲を晴らしてくれました。
どん底の暗闇から救い上げてくれました。

「夢も希望もない」というのを「暗い雲」と例えて、その雲を晴らせれば良かったので「風」でもよかったんですが、温かい雰囲気が出るので「南風」にしました。
あの日、あの時、にこさんを救ってくれて本当にありがとうございます。
あの時救ってくれた皆さんのおかげで僕はスナックCandy札幌店でたくさんの素敵な仲間に出会えて今日も楽しく挑戦できています。
いつか直接お礼させてください。
#お前はにこさんのなんなんだ
#ファンです

わたしの理想の未来には
涙や不安は似合わない
一歩ずつだっていいんだ
あの日踏み出した自分にマル

先が真っ暗な未来なんて
きっと自分次第で変えられる
出来ない理由は置いていこう
自分が好きな自分でいよう

【2サビ】

1サビの重複になりますが、夢を叶える過程では涙することもあります。不安に襲われることもあります。
でも、
理想の未来は、大切な仲間と笑いあっていたいし、温かい方がいい。
涙や不安は物語全体では必要なピースかもしれないけど、ずっとはいらない。
これでよかったのか不安になる時もあるけれど、あの日一歩踏み出した時点でマルです。
「大好きな仕事を辞めて上京する」「天才万博のチケットを手売りする」「100日でスナックCandyを作ると宣言してクラファンする」
挑戦するときには怖さが伴います。リスクも伴います。
それでも「やりたい!」「こっちがいい!」
と不安や怖さを押し殺して踏み出した時点でマルなんです。

人生は写真じゃなくてドラマ。短距離走ではなくマラソンです。
その瞬間、希望が見えなくなっても、希望を捨てさえしなければ状況を変えられます。
そんなの嘘だよって言いたくなっちゃうような辛く苦しい状況にある人もいると思います。
でも、先が真っ暗な未来は自分次第で変えられることをにこさんが人生をかけて証明してくれました。

念願のスナックCandy札幌店の内装を仕上げ、オープン直前のタイミングで「緊急事態宣言」
Candyを続けられない理由を挙げればキリがなかったはずです。
でも、出来ない理由を投げ捨てて、
「どうやったら出来るだろう?」と思考を切り替えました。
結果「サシzoom」をひたすらやって、危機を乗り切りました。

2サビは、そんな絶望から希望を見出して、困難を乗り越えた革命のフェーズを歌詞に書きました。

わたしの物語 大切が増えていく
綺麗じゃなくていい 幸せが何かわかったから

【Dメロ】

自分らしくありのまま、キラキラ輝いて生きていると、大切な仲間に出会えます。
一生忘れないような瞬間に出会えます。
「天才万博のチケット手売り」
「クラファン」
「サシzoom」
空前絶後のドブ板です。
そんな、決して綺麗とは言えない活動の中で、応援してくれる仲間に出会えたり、信頼関係を築けたりします。
起死回生のアイデアを求めがちですが、「絶望的なまでのドブ板の中」にこそ「幸せのカケラは落っこちている」ことをにこさんは教えてくれました。

そんなDメロです。

思いがけない未来になる
みんなと作る物語
特別なんかなくてもいい
ありたい自分でいれる場所

【落ちサビ】

人生思い描いた通りに行くことの方が少ないです。
数年前、札幌にスナックCandyを作ることになるなんて思いもしなかったはず。
アイドルやってるなんて思いもしなかったはず。
社長になるなんて思いもしなかったはず。

人は予想の範囲内の出来事では心が動かされることはありません。
遥か想像を超える出来事が起きた時、感動します。幸せを感じます。
一人じゃないから、素敵な仲間と関わるから一生忘れないような感動に出逢います。
幸せは何か一つ掴み取るようなものではなくて、気づくもの。
もっともっと普遍的なものであると感じています。

そんな、「幸せとは」を落ちサビで書きました。

約束された未来なんて
きっと望んではいないだろう
もう何一つ諦めない
大切を守り続ける
世界を変えるこの笑顔で

シンデレラストーリー

【ラスサビ】

【約束された未来なんてきっとつまらない】と頭では思いつつも、上手くいかず、希望が見出せなくなると「約束された人生」はいいなと羨ましく感じる瞬間もあります。
夢を追いかけると涙することもあるし、不安に襲われることもあります。
それでも「自分らしくありのままキラキラ輝いて生きていきたい」と決めた。
もう何一つ諦めず、自分が好きな自分でいる。
大切に思うものを守り続ける。
「常識、普通、世間体、暗黙の了解、風潮」
理不尽なもので夢を諦めなければならないこの世の中を人生をかけて変えたい。

ラスサビは、強くて、温かい「にこさんの決意表明」のようなメッセージを書きました。

【あとがき】

ここ1〜1年半くらいの「にこさんの物語」を楽曲に落とし込もう。

それだけ決めて作った曲です。


もしかしたら「アイドル」っぽくない曲かもしれません。
でも、にこさんの色が全面に出ている素敵な曲になったと自負しています。


完成した音源を聴いた時、涙が溢れてきました。


きっと挑戦者は全員心当たりがあって、
どこかしら胸を打つ歌詞があると思います。


誰かの心の支えになるような、
限界の人間を踏みとどまらせられるような、
踏み出す勇気が出ない人の背中をそっと押せるような


そんな強くて優しい曲です。


3月20日にこの曲を披露するってことはたくさんの人の耳に触れることが確定してました。
無名の音楽家が、「確実にこの打席でヒット打ってください」っていうのはめちゃくちゃプレッシャーで。
膝がブルブル震えたんですが、たくさんの方に「あの曲良かったよ」って言ってもらえてやってよかったなって思いました。


伝え残しありません!

この曲が「誰かの希望」になることを祈って。

『シンデレラストーリー』

いってらっしゃい✌️


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