高速戦隊ターボレンジャー

高校生ヒーロー!なのに車モチーフ、そして自然破壊的な事で今では見える人が少なくなってしまった妖精、などが絡むファンタジックな世界観!
冷静に考えても考えなくてもとっちらかってる設定だったが、流れ暴魔ヤミマルが流星光(ながれぼしひかる)と名乗り転校して来てから、物語は加速度的に盛り上がり。
さらにさらに、ヤミマルの連れ合い、流れ暴魔キリカが覚醒!彼女は元クラスメイト!
そして第三勢力たる流れ暴魔が既存の敵を倒し、新たな敵として立ちはだかってからはもう、最高の出来になっていた。
流れ暴魔があまりに魅力的な設定だったのか、そこから物語も主役側では無く、流れ暴魔側を中心に進んでいき、流れ暴魔は人間と暴魔(さっきから普通に書いてるが敵の総称)の間に生まれた存在、お互いの架け橋になるべき存在派のキリカ、迫害の歴史を背負い、両方を憎むヤミマルと言った展開になりめちゃくちゃ盛り上がり、高校生戦隊らしく「青春の卒業式」という最終回を迎えた。

戦隊の歴史を振り返っても、あまり語られる事のないターボレンジャーではあるが、敵側のドラマの魅力でいえばこれはもう上位に食い込むと思う。
ただ、あくまで敵側のドラマ、なんよねぇ。
主役側にドラマが少なかったというか、こうして書いてみても濃い設定の流れ暴魔に勝てないわな、と。

ひとえにこれだけの思い入れがあるのも、同世代だった、ていうのが大きいのであった。

まぁ極私的な作品評価なんて、そんなものでいいと思っているところではあります。

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