エンジニアになる方法
タイトルは釣りですw
最近うちのメンバーでエンジニアになりたいっていう人が増えたので、CTOである自分が自ら釣りにいくことにします・・・とまあ、それだけではつまらないので少し自分なりの考察してみます。
※本稿は社内向けの記事になります。
自分がエンジニアになる方法を考えるにあたってまず思い出したのが、大学時代のイケメン・ベーシスト先輩の言葉です。
「ベースは買っても上手くならんよ。弾かなきゃね。」
ドラムだった自分が、弦楽器兼打楽器であるベースに憧れて買ったときに言われた言葉です。言葉通り、買っただけ、お金出しただけではダメで、ちゃんと自分で努力しないとダメだよって話です。これ実はエンジニアも同じだと思います。
自分がエンジニアになった方法
自分は、天才なので「わからない」「できない」は極力言わないようにしよう、と決めて入社しました。入社時に天才というロールを自ら設定してしまったので、業務中にできないなんてことがないように、最初の3年間はひたすら業務後にこっそりゴミを作っていました。当時は3日で1ツール作るノルマがあったので、年間100個のゴミを生産していました。(そのゴミの一つが今も現役の共起語ツールだったりします)
※当時のサイトのスクショ。フッターにずらっと作ったゴミが名前付きで並んでいました。ちなみにこれ、 .in ドメインで運営していて、インドの方針転換で消し飛んだサイトです。
ただ、ゴミだろうが他人のマネだろうが、自分の手で書いていると、なんとなくわかってくるものがあります。それをいろいろな形で何回もこなしていると、使い古された言葉で言えば「点と点が繋がる」みたいな感覚になります。(たぶん、遠い昔なので忘れたけど・・)そこでブレイクスルーして、自分はエンジニアって言えるようになったんだと思います。
1万時間の法則
少し話は変わって、有名な1万時間の法則のお話。簡単にいえば、なんでも1万時間やれば一人前になれるよってやつです。仕事で1日8時間働くと、10,000h / 8h = 1,250h = 3.4y なので、1人前になると考えると3年ちょっと。想像以上に時間がかかりますが、入社したら3年は働けとか、なんとなく昔の人が言っていた数値とも合致します。
ただ、今年これを否定する記事がでました。1万時間の法則では質が考慮されてないっていう話です。質については、記事の下の方にピラミッッド図があるので、詳細はそれを参照してもらいたいのですが、重要なウェイトが高いところをあげると、1番が、Teaching Others 他人に教えること、そして2番が、Practice 体験による学習 になっています。
自分がやってきたことを振り返ると、このPracticeをひたすらやってきたのかなと思います。エンジニアを名乗るのに3年もかかっていないですしね。つまるところ、自分もそんなに効率悪くエンジニアになったわけではないということなので、自分のようなエンジニアになりたければ、ひたすらソースコード書きましょうってことになります。
おまけ(忖度)
自分が知ってる人の中ですごいぞトップ3に入るねぎおという人がいます。なにがすごいって、努力がすごい。このねぎおさん、プログラムまったくかけないところから、四十路を前にプログラミングの勉強を初めて、毎日ソースコード書いています。自分の感覚では3-4ヶ月後には、普通にjavascriptのバグ見つけて自分で修正できるくらいにはなっていると思います。
ねぎおさんは、突然、営業もHTMLとCSSできないとまずいから教えてくれとか、ドットコムマスター取得するからipとサブネットの計算方法教えてくれとか、突然明後日の方向に全力疾走するんですが、ちゃんと結果も持って帰ってくるんですよね。ちょっと自分には意味がわからないのですがすごいと思っています。
エンジニアになりたいなら・・ひたすらソースコードを書け!
最後は結局どれだけ仕事後にソースコードかけるかだと思います。最近はライフワークバランスがとか、仕事じゃないからみたいな人が増えて、ある意味競合が減ってラッキーではあるんですが、それはそれで寂しいなと思います。
結局努力=手を動かすこと、だと思います。エンジニアになりたい皆さんはぜひjavascriptでいいので書きまくって見てください。言ってくれれば添削とかコメントもつけてあげます!
余談
余談ですが、結局ベースは買ってもあんまり弾かなかったので、たいして上手くなりませんでした。そのことも後日先輩にしたところ、
頼られると弱いやつは、頼られない部分が伸びないんだよね
なんて言われました。当時はドラム不足だったので、ドラムばっかりやっていて(頼られていて)、ベースの出番がほとんどなかったからかもしれません。大した先輩じゃないのに、言ってることは正しくてほんとすごいなと思いました。
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