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ぱちんこ放浪記12【コラム】

※このお話はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。

1週間で50万勝ちを達成した僕は華麗なフィナーレを決めるために日曜日にもパチンコに来ていた。負けるなんて発想はなく、更に収支を上乗せして記録に残る1週間にしてやろうと目論んでいた。本日は寝坊もせずにちゃんと朝イチから、もちろん牙狼に着席。

淡々と打ち続けるが、どうもおかしい、回転数は計ってなかったがなんか回らないような……、すぐに埋まっていた席も今日は埋まらない。おや?様子がおかしいのは気がついたが、財布には月曜日から土曜日までに稼いだ潤沢な資金がある。恐れる事はない。

恐れてはいなかったが、まったく当たらずペロッと3万円が飲まれてしまう。こりゃまずいなぁ……、この頃は3万くらいをやめるかやめないかのボーダーラインにしていたので、とりあえず牙狼からは離れる。向かった先はGUGUガンモ、昨日は埋まっていたが今日は1台くらい空いてるだろう……

あれ?埋まってる……、んん……しかも座ってる人たちが昨日とまったく同じ。今から考えるとアレはパチプロだったのだろう。GUGUガンモは複数人で打つと安定性が非常に高いのでプロ御用達の台だったのだ。昨日土曜日から釘が死ぬ&即撤去までこいつらが座り続けたので僕が座る機会は無くなったと言うわけだ。もっと打ちたかったなぁ。

帰ればいいのに今週はヘタに逆転の成功体験を重ねてしまったので、なんとかなる、なんとかなる、と、どんどん投資が進む。そして当たらない。もはや意地で絶対当ててやると言う気持ちになっている。ギャンブルでボロ負けする時の心理状態、いわゆるアツくなるってやつである。

ひたすらサンドに金を突っ込み続ける、最後に打った台は冬ソナである。なんとか単発を当てたものの、1箱飲まれてジ・エンド。負けた金額は……10万円。

トータル40万円の勝ちを得た狂騒の1週間はこれにて終わりを告げたのであった。

#パチンコ #ぱちんこ放浪記

サラリーマンのリアルな立ち回りとパチンコの面白さを伝えるnoteである!……できれば勝つ!(たまに横道にそれたりもする)