ぱちんこ放浪記14【コラム】
※このお話はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません
その日はめちゃくちゃ嫌な事があり、だいぶヘコんでいた。ヤケになり、貯金を全部おろしてパチンコにぶっこんだ。何を打ったかは覚えていない。とにかくなんでも良かったのだ。勝ちとか負けとかどうでもよく。ただヤケだった。
そういう時に限って勝ってしまう、なんなんだこれはと思いながら、おろした貯金を口座に戻す時、なんだか惨めな気持ちになったのを覚えている。
ヤケになって自分を傷つけたくてやった事なのに、金はプラスになって傷つくどころか得をしてしまうという。パチンコは機械だから忖度なんてしてくれないよな、そうだよな、貯金を戻す前は惨めな気持ちだったが、貯金を戻した後はスッキリとした気持ちで前を向く事ができたのを覚えている。
ありがとね、パチンコ。
サラリーマンのリアルな立ち回りとパチンコの面白さを伝えるnoteである!……できれば勝つ!(たまに横道にそれたりもする)