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ぱちんこ放浪記10【コラム】

※このお話はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。

前回までのあらすじ、3日で40万を獲得した僕はその金でフグ刺しを食いに行ったりなど、俗物そのものの贅沢を楽しんでいた。打てば勝てる状態だったので、そりゃパチンコにも毎日行くよね。

フグ刺しを食べた日は行かなかったが、気持ち的には行きたくてウズウズしていた。そりゃそうだ。3日で約2ヶ月分の給料が手に入ってるんだから、このペースで勝てれば100万とかいっちゃうよー、なんて妄想は膨らむ。フグ刺しの翌日も打つ台はもちろん牙狼!と行きたかったが満席。うーん、どうしようかな。

近くの台に座って、牙狼の様子を伺いながら打ち続ける、ジュラシックパークの時のような事はなく、あっさりと1万円を失ったものの、牙狼が空いた!さっそく座る。今まではすぐに当たっていたのだが、今日は苦戦、当たらず投資が続く。結局トータルで3万使って当たりなし、いやぁまずいなぁ。もう牙狼で当たる気がしなかったのでヤメ。

向かった台はGUGUガンモ、初代牙狼に隠れてはいるがこの頃の2種混合機の中でも僕の中では超名機、何よりも版権に似合わぬ爆裂スペックが魅力。1/256にも関わらず、当たれば必ず1箱もらえる。それだけでも今から考えると破格なのに更に1/4で6回ワンセットの出玉を獲得、簡単に言うと1/1000くらいで4万円もらえる機種。

前に何度か当ててたので、ここで1発かませば負債を一気に取り戻せると言う安易な考えである。あっさりと1万円が飲まれ、負債はちょうど4万円、なんとか当たり、ラウンド中演出が始まる、連打でスターがゲットできれば4万円でトントンである。

うおおおお!昇格しろおおおお!見た目は冷静に連打をしているが、心の中では鬼気迫る勢いである。……昇格したぁ!、これで今日の負債はチャラである。よっし!4万円負けとトントンじゃ大違いだしな、良かった良かった。無事セットを消化して、そのまま帰宅……なんて事はなく、せっかくトントンになったんだからもうひと勝負でしょう。

GUGUガンモを打ち続けると100回転すらハマらず、再び当たり、そして……図柄は最初から問答無用の7図柄!!、これで約4万円の勝ちである。さっきまで4万負けてたのに一瞬で4万プラスになる。これがGUGUガンモの魅力よぉ。

これにて今週の勝ちは約45万弱となっていた。こりゃ行けるとこまで行くしかねーべ。財布に入りきらなくなった万札をコンビニ銀行で口座に振り込みながら僕は明日も打ちに行こうと思うのだった。

#パチンコ #ぱちんこ放浪記

サラリーマンのリアルな立ち回りとパチンコの面白さを伝えるnoteである!……できれば勝つ!(たまに横道にそれたりもする)