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ぱちんこ放浪記9【コラム】

※このお話はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。

2日で20万を手にした僕の心理はもうイケイケ状態、実家住まいの当時は仕事が終わった後は1度帰って、少しまったりしてからパチンコ屋へ向かっていたのだが、2日連続で大勝ちしてるのでもう打ちたくてしょうがない。仕事が終わったらすぐに近道を使い、パチンコ屋への道をかっとばす。

座るのはもちろん初代牙狼!昨日は満席だったが今日はちらほら空き台が、直接パチンコ屋へ向かったのはそういう理由でもある。仕事終わりが少しだけ一般的な会社より早いので、すぐに行けば夜のメイン稼働を支えるリーマン達より早めに来店することができるのだ。適当に台を選んで打ち始める。

投資してすぐに擬似3から魔界竜赤タイトル、テンションがめっちゃ上がる僕、そして外れてガックリ……からの炎に燃える牙狼が登場!復活だ!、ラウンド中の魔戒チャンスに入るかどうかの連打も必死である。当時はセグなど見てなかった。入った!これで82%ループの連チャンモードに突入である。

初代牙狼はラウンド中に時短が続くかどうかが決まるのでとにかく出玉スピードが早い。まだ出始めだったのでアタッカーがいじめられてるなんて事もなく、サクサク消化。連チャンがガンガン続く。10連を越えた頃、隣にオッサンが座り、15連くらいのタイミングでオッサンも魔戒チャンスに突入。

オカルトばりばりのアホだったので、心の中で、

「あー、ダメダメ、オッサン、いま魔戒チャンスに入れても続かないよ、同時ならともかく15連チャン中の俺の隣で打っても、そのヒキ俺に食われちゃうよ」

なんて事を考えながら打っていた。我ながらアホの極みである。だがしかし、事実は小説より奇なり、とはよく言ったもので、オッサンは星3の雑魚に負け、僕の連チャンは続いたのである。オッサンはとうの昔にいなくなり最終的には22連で終了。3日目も10万以上勝ってしまったのはこの時点で確定である。

帰っても良かったのだけど、仕事が終わってからすぐに行ったのもあり、時間はまだ充分にある。1箱だけ打って帰ろうと思い打ち始める。そして箱がなくなりそうになった200回転手前、VFX予告発生、連打をするがレギュレイス止まり、レギュレイスは牙狼SPの中でも1番弱いリーチであり、武器である槍を大体キャッチされるので、ネットではナイスキャッチリーチと揶揄されていた。

僕もそれは知っていたので、はいはいナイスキャッチね〜、なんて思ってたらキャッチされずに貫かれるレギュレイス……は?当たったわ。そして再び魔戒ラッシュにも突入、さっき22連したし、流石にそんな続かないだろうと思っていたのだが、勢いは止まらない。22連とはいかなかったが11連をかまし、大量出玉を獲得し、時間も流石に遅くなったので稼働終了。

獲得した出玉は5万発オーバー、使ったお金は4千円、換金した金額は21万8千8百円、1日で20万以上の勝ちを獲得したのは後にも先にもこれだけである。これで3日で40万円、お金に執着がないといっても気は大きくなってしまうし、パチンコもどんどん打ちたくなるってもんだよねぇ。

翌日は打ちたかった気持ちをなんとか抑えて、仕事の後輩を誘って木曽路にいき、しゃぶしゃぶとフグ刺しを楽しんだのだった。泡銭という言葉がふさわしい散財の仕方である。う〜ん、俗物そのものだねぇ。

#パチンコ #ぱちんこ放浪記

サラリーマンのリアルな立ち回りとパチンコの面白さを伝えるnoteである!……できれば勝つ!(たまに横道にそれたりもする)