ＧⅢ マーメイドＳ

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レース考察

京都 芝 2000m 内 右回り
開催進んで完全に外伸び馬場。
土曜日の段階で各馬内を空けて通っており、内は全くとは言わないが伸びない。
スローなら前残りあってもいいが、ペースが上がるに連れて普通に外差しが決まる。
今回はメンバー的に流れていきそう。
ハイペースから長くいい脚使えるタイプが良さそう。

短評・考察

◎タガノパッション  M.デムーロ  53kg  [捲り]
右回り[1-1-7-5]
勝ちきれないが、長くいい脚使って捲って行けるキングカメハメハ産駒。
愛知杯は内で溜めてスルスルと抜け出して、ミッキーゴージャスと0.1秒差の2着。
中山牝馬Sは伸びない最内突いて6着。
福島牝馬Sは内前しかこれない展開を強引に捲りに行って、直線余裕なくなって6着。
少なくとも近2走は見直せる内容で、愛知杯の内容からも斤量差を活かせるならここは上位。
今回のレースは2000m以上をこなせるスタミナが重要になってきそうなので、長くいい脚使えるこの馬の脚力に期待したい。
2番手以降がスローの団子になっても、捲って行けるデムーロ騎手なら勝負にもなる。

◯エーデルブルーメ  川田将雅  54kg  [差し]
2000m[4-3-4-3]
寿Sでは大阪城S2着•新潟大賞典で4着のデビットバローズと0.1秒差の競馬をしており、関門橋Sではスローペースを自ら動いて4着。
ダイワスカーレットCの勝ちっぷりが見事で、59.8のペースを中団から上がり33.9秒の別格の末脚で差し切り勝ち。
息の入りにくいペースで先行していたシェイクユアハートの競馬も強かったが、牡馬相手に完勝。
転厩初戦でも仕上がってたし、福永厩舎初の重賞制覇に向けて陣営も仕上げてきてるはず。
鞍上も気合い十分だろうし、ここは勝ち負けか。
展開的にも差しがハマりそう。

▲セントカメリア  西村敦也  53kg  [差し]
難しい所見せなければ自力上位のドゥラメンテ産駒。
ゲートからの二の足が遅いのと折り合いが怪しいとこあって、なかなか噛み合わないが、2勝クラスではガイアフォースを負かしてる。
西宮Sではリカンカブールから0.2秒差の4着、修学院Sは強気に捲ってミッキーゴーシスから0.4秒差の5着。
サンタSではハイペース後方で溜めてたのがバッチリハマって、上がり33.8で差し切り勝ち。
愛知杯は二の足着かず後方になってしまい、捲っていくもさすがに行ききれずに後退。
都大路Sでは先行してたセオが抜け出し、内で溜めてたアルナシームが上位の中、最後方から上がり33.1の強烈な末脚で差し込み3着。
展開全く向いてないのによく3着まで来れたなという内容で、やはり能力は高い。
スムーズで展開向くようならここでも。

△アリスヴェリテ  永島まなみ  50kg  [大逃]
逃げた時[2-1-1-0]のキズナ産駒。
控えると相手なりっぽい走りになってしまい、なかなか前を交わせないのが致命的。
強かったのは前走の2勝クラス。
積極的にハナに行き56.8の超ハイペースを刻み、1:57.8の好時計で押し切り勝ち。
今回はさらに軽くなって50kg、もともとゲート速いし外枠なら包まれる心配もない。
ベリーヴィーナスとの兼ね合いになるが、こっちのが斤量軽いし、ハイペース経験ならこっちの方が上なら無理してでも行けるはず。

抑え候補

☆ゴールドエクリプス  幸英明  53kg  [先行]
昨年4着
小倉記念では51kgの斤量差はあったが、インアウトの差しに回って3着。
小倉大賞典は出遅れて終了、阪神牝馬Sは2番手に着けたがキレ負け。
今回は追い切りの動きもいいし、経験値はこの中でも上位。
ペースが流れそうで決め手負けする事もなさそうなので、スッと動けるポジションに入れれば。
ハンデも手頃な53kgで、最近乗れてる幸騎手なのも良さそう。

☆ファユエン  菊沢一樹  53kg  [追込]
近走いいとこないが敗因は明確。
新潟記念は慣れない先行策で終い失速、府中牝馬Sはスローペースでキレ負け、福島牝馬Sは落馬の影響で不利受けて度外視。
前走の新潟大賞典は伸びないインを突いて伸び負けしての6着も上がり2位の33.6秒。
展開向けば差し込んで来れるだけの力はあるし、さすがに舐められ過ぎてる。
スローからの上がり勝負よりも、流れて脚を長く使う展開の方がいいタイプなので、牝馬同士の今回なら勝負になっても。

印発表

◎タガノパッション
◯エーデルブルーメ
▲セントカメリア
△アリスヴェリテ
☆ゴールドエクリプス
☆ファユエン