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『樽とタタン』を読みました。
『樽とタタン』
中島京子
[新潮文庫]
大好きな佐藤香苗さんの絵が表紙なので、ジャケ買いでもあります。
帯のインパクトが強すぎて、どんなラストよ、と思ったのですが、太字なだけで衝撃的なラストとはどこにも書いてありませんでした。
書いてあるように「心にしみる最高のラスト」でした。読み終わった今、じんわり余韻に浸っています。じんわり、しんみり。
ああもうなんというか。おそらく想像しているそういうことじゃないのです。ぜひ読んでいただきたいです。
私はとても好きな世界でした。
表紙の絵がね。イメージ通り過ぎて。
かわいいだけじゃない、ほんわかしているだけじゃないところがもう、香苗さんの絵にピッタリすぎます。
これは、好きな本のかなり上位に食い込みました。文体も世界観も大好きです。
平松洋子さんの解説も込みで大好きです。
私と感覚が似ている人は、絶対好きだと思うんですよね。
読んだ方にお聞きしたいです。この本、好きですよね?
お気持ち嬉しいです。ありがとうございます。