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【英文法の話006】 品詞、節と句、文の要素 まとめ

品詞、節と句、文の要素の話が一通り終わったので、今回はまとめをしてみましょう。

品詞まとめ

まず始めに品詞を覚えましょう。
全部で8通りありますが、優先的に覚えるのは「名詞」「動詞」「形容詞」「副詞」です。
「形容詞」は名詞を修飾するもの、「副詞」は名詞以外(動詞、形容詞、副詞、文全体)を修飾するものです。

とくに下の組み合わせがあることが大事です。
①「名詞」+「形容詞」の組み合わせがある
②「動詞(名詞以外)」+「副詞」の組み合わせがある
名詞、動詞、形容詞、副詞以外の品詞は、以下のようにグループ分けできます。

①名詞グループ
 名詞、代名詞、接続詞の一部
②形容詞グループ
 形容詞、前置詞の一部
③副詞グループ
 副詞、前置詞の一部、接続詞の一部(、間投詞)

節と句まとめ

英文を意味のあるまとまりに分けたときに、
①主語と動詞の組み合わせがある→「節」といいます。
②主語と動詞の組み合わせがない→「句」といいます。

節と句は、名詞、形容詞、副詞の性質を持つことができます。
①名詞+節=名詞節、名詞+句=名詞句
②形容詞+節=形容詞節、形容詞+句=形容詞句
③副詞+節=副詞節、形容詞+句=形容詞句

文の要素まとめ

①「主語」は、動作の主体を表すもので、日本語では「~は」「~が」にあたります。英文では原則として文の中に書かれています。また、単語がいくつかまとまって主語と考えられるものは「主部」といいます。
②「述語動詞」とは、主語または主部に対応する動詞で、原則として英文では主語と動詞は1セットで考えなければなりません。動詞以降の目的語なども含む(複数の単語でできている)場合は「述部」といいます。
③「目的語」は日本語の「~を」「~に」にあたる部分ですが、動詞の後ろに書かれていることが普通です。
④「補語」は他の言葉(主語または目的語)を補足して説明するような言葉のことですが、使い方は動詞によって決まっています。
⑤上記以外は「修飾語句」として扱います。

今回のおわりに

品詞、節と句、文の要素は、英文を細かく分けて理解するときにつかう方法論のようなものです。かなり抽象的ですので、初めて取り組むときは「何の話をしてるんだこれは…」と思うかもしれません(高校の頃の筆者がそうでした)。一通り勉強が進んでから、もう一度見直してみると理解しやすくなります。気長にいきましょう。

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