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『チェリまほ』再放送第4話(2022.01.27)

二人の顔、近かった。あんなに近いのに、いや近すぎるからか、目を合わせられない安達が、安達らしくて面白かった。どこかで読んだけれど、赤楚くんは恥ずかしくて町田くんの目を見られなかったとか。結果、安達らしくなったということか。

屋上であんな事になったけど、結局、ハンター黒沢の ”それどういう意味かわかってるの”攻撃からは、柘植先生からのお悩み電話という援護射撃で一旦くぐり抜けた。しかしハンター黒沢は、諦めない。「終わった?」と柘植先生の電話を確認。こちらはまだ、終わっていないよ。さぁ、続けよう・・・。再びジリジリと追い詰められたところに今度は、1次会お開き連絡の六角登場で命拾い。六角が買ってきてくれた胃薬を握りしめて黒沢の後ろ姿を見やる安達は、まさに可愛い小動物。あー、危なかった。あと少しで食べられるところだった・・・。

それから2週間、二人きりにならないように気をつけて過ごしていたという。でも、社用で藤崎さんと外出した折、街で無頼漢に絡まれたところをいずこからともなく颯爽と現れた黒沢に助けられ、傷の手当てまでしてもらう。喧嘩まで強い黒沢。完璧な彼に対しての劣等感が、安達の不安のひとつだったとわかった。黒沢とは違って、何一つ完璧ではない自分。本当の自分を、嫌われたくない。
でも、傷の手当て中に黒沢の心の揺らぎを知った安達は、黒沢の決して完璧ではない部分にふれ、心が和らぐ。黒沢だって、いろいろあるんだなと。そして、俺も頑張ろうと、周りに対して少しずつ前向きな考え方になっていく。

黒沢について。
安達の手の傷を見て、放っておけず慌てて傷の手当てをしてあげるジェントルマン。でも、つい安達に近づきすぎる自分に戸惑い反省する黒沢。やりすぎているかもと不安だったところに、安達はちゃんとお礼を言ってくれた。迷惑じゃなかったんだ・・・。安達のお礼の言葉に「大袈裟だな」と返した後の黒沢の笑顔が、本当に嬉しそうで、安達に疎ましく思われなかった事にほっとしている繊細さが溢れていて、よかった。

今回の柘植先生は、魔法に戸惑って大混乱。本棚に頭突きするから、うどんちゃんが「ギャオ!」って逃げ出してた。こんな大困惑の柘植先生も素敵。安達に「お前を疑って悪かった」と素直に謝っていたところが素敵。

BSテレ東でも、1月23日から放送が始まって、同じものがやるだけなんだけれど、何となく嬉しい。