くそメロコア

今日はパンクの話をしようと思う。オレが洋楽に興味を持ったのは13歳。父の部屋からマイケルジャクソンが流れていて興味を持った。で、ビルボードを見る様になって。ビルボードはFENとTVKでやってた。

まあ中学生だし。深夜ラジオにも興味が行くわな。で、三宅祐司のヤングパラダイスを聞いて。音楽関連だと、土曜日の夜、全英top 20とか伊藤政則さんのrock todayとか。

で、レコード買う金ないもんで、近所に貸しレコード屋があって、そこでよく借りたなあ。オレ、アルファヴィルの大ファンになっちゃって、アルファヴィルのレコードは近所の輸入レコード屋にもあったが、歌詞レコード屋でどうしても欲しいのはジャケット無くしたって言って買い取ってた。

で、同級生がiron maidenがいいとか言ってて、聴いてみたらびっくり。こんな音楽が世の中にあったのかと。で、その頃ギターも始めてたんで、iron maidenのコピーしまくったな。

そんなこんなで、田舎者のオレはburrnを買って読むことに。そこにはメタリカとかスレイヤーとか載ってた。で、聴いたらこんなにかっこいい音楽があったのか、とまたまたカルチャーショック。

で、burrnにメンバー募集のトピックがあって、オレ手紙送ったんだよね。そしたら返信来て、そいつはドラマーで、オレとはやりたくないと。で、ショック受けたんだけど、そいつの友達から電話かかってきた。で、会いませんかと。

で、町田のファーストキッチンで待ち合わせて。初対面なもんで緊張とかして。で、お互いのお気に入りのテープを交換しようってなってたから、オレもあげたんだけど、そいつからもらったのがgastunk。こんなにかっこいいの!って叫んだわ。

で、そいつに横浜のライブハウスに連れてってもらって、初めてみたライブがgastunk。その頃のパンクってモヒカン、鋲ジャンとかで喧嘩とかしてるから怖くてさ、中三のオレにとっては。

で、そのライブの帰り、そいつの家に泊まったんだよね。そこで色々ハードコアのレコード聴かせてもらって。

で、お気に入りはthrasher magazineが出してたskate rock vol.2。オムニバスなんだけど。いいバンドが入っていた。全部のバンド好きだし、全部の曲がいい。今でも聴く。

で、、レコード買いに行くのは新宿エジソン。高校になると、オレ平塚の高校だったんだけど、帰り藤沢に出て、小田急線一本で新宿まで揺られて、エジソンで買い物して、小田急線で帰ると。

suicidal tendenciesと言うバンドがいるんだけど、これがまためちゃめちゃかっこよくて。鎌倉のサーフショップでsuicidalのpvが流れてるってんでよく見に行った。

m.d.c、murphies law、big boys、meat puppets、black flag、jfaなどお気に入りのバンドが出てきて、thrasher magazineにアメリカのレコード屋の宣伝とか見て、新譜のリストとか書いてあるから、そのレコード屋にこれとこれをくれって、英語で手紙書いて。で、50ドルぐらい封筒に入れてエアメイルで送って一ヶ月後に届くと言うスタイルをよくとった。

で、minor threatがカッコいいだろって、ワシントンのバンドなんだけど、そこにドル送って買ってたら、minor threatのボーカルの彼女が空手が好きだって手紙送ってきて、しばらく文通してた。その彼女はd.cのハードコアシーンを撮った写真集を出して、オレに送ってきてくれた。オレは空手マガジンとか送ってた。

で、オレ、バンド始めるんだよね。最初はgastunk一緒に見に行ったやつと組んで。鎌倉のレストランでやった。ベースレス。で、burrnでオレを断ったやつがドラマー。

で、オレ学校に友達一人もいなかったから。同級生は週刊ジャンプとかテレビとか好きだったから。オレはもっと特別な趣味があるんだって粋がってた。

で、横浜のアメリカンスクールの連中とつるむ様になった。その連中とバンド組んで、ライブ活動が始まった。デモテープも録った。

オレはハードコア好きだったのは18歳ぐらいまで。本気でプロのギタリストを目指したんで、毎日8時間練習してた。イングヴェイとかも弾けた。

大人になってからバンドでメジャーデビューーして、そのバンドはメロコアだったけど、オレはメロコアってのに一つも興味がなかった。その頃はオレ、テクノ一色だったから。

で、メロコアのブームが世界的に広がって、チノパン、tシャツ、金髪とスニーカーのキッズたちにハードコアは掘られまくった。よっぽどマイナーなバンドでも掘られていた。

だから、オレはアメリカンハードコアは今でも好きだけど、メロコアは一切聴かない。大嫌いだ、メロコアなんて。

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