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優先席に座るべき

随分昔の事になるが、空いた小田急車内で優先席に座っていたらプンスカ怒ったお婆さんにゴチャゴチャ言われた。
どうせ空いてんだからどこに座ったって構わんだろうと思ったし、なにより空いた(優先席と普通席が両方空いている)電車内において、優先席を必要としない者はまず優先席から座っていくべきであるという説明をしたのだが解ってもらえなかった。
という話を先日飲みながら話をしてたらその飲み相手にも解ってもらえなかったのでもうここに話をまとめておいてこれからはこのURLを送る事にする。


前提条件

前提として
 1)本来は優先席であろうとなかろうとどの席でも必要とする人には譲るべき
 2)ただ、今回は優先席は席を譲る「義務がある」席、普通席は席を譲る「義務が無い」席という事にする。
 3)説明中の「老人」は「席を必要とする人」「若者」は「席を必要としてない人」と読み替えてください。

Case1 まず優先席に座らない場合

まず、席が優先席と普通席の2つしか無い電車を想像してみる。
その電車に乗ったあなた(席を必要としない人)が優先席と普通席が空いているのを見て当然のように普通席に座る
次の駅で老人が乗車してきて空いている優先席に座った
さらに次の駅で老人が乗車してきたが、優先席は先行の老人が座っており、普通席に座っているあなたと目が合うが席を譲る義務が無い普通席に座っているあなたは素知らぬフリをする。
ああ!残念!おじいさんは孫が迎えに来ているはずの5つ先の駅まで電車の揺れによる転倒の恐怖と腰の痛みにこのまま耐え忍ぶしかない!
普段結構このシチュエーションありますよね。

Case1

Case2 まず優先席に座る場合

Case1と同じく、席が優先席と普通席の2つしか無い電車。
あなたが車内に足を踏み入れると、やはり優先席と普通席が空いている。
そして2つの席のうち、優先席に座る
次の駅で老人が乗車してきて空いている普通席に座った
さらに次の駅で老人が乗車してくる。
優先席のあなたは「席を譲る義務がある」席に座っているため、立ち上がりながら「おじいさんどうぞどうぞ」と快くおじいさんに席を譲る。
おじいさんは「なんと気持ちの良い若者じゃ、私の孫娘と結婚して何十億と言われる私の遺産をすべて相続しておくれ、早速顧問弁護士と税理士と相談しよう」と言いながら席に座り、5つ先の駅で一緒に降りてそのままアン・ハサウェイ似の孫娘とお見合い結婚→逆玉の輿。
めでたしめでたし。

Case2

結論:空いている優先席に座らない人は自分の世間体のみを気にして、真に弱者保護を考えていないクズ

つまり、優先席と普通席が空いている場合は優先席から座って行った方が席を必要としている人のためを考えると効率的であるという事がわかる。
もちろんどんな席でも必要としている人には席を譲るべきだが、席の譲りやすさ譲られやすさなども考えると席を必要としない人は優先席から座るべきだろう。

もっと言うと、席を必要としている人を慮っているようなフリをして普通席に座っている人はその実、真に席を必要としている人の事を本当に考えてあげておらず、単に世間から「他人の事を考えない奴」「非常識な奴」と思われたくないだけの自己保身的で考えが足らない人でなしと言える。


ちなみに、優先席普通席両方開いてるのに優先席に座る老人も同じ理由で同罪。

まあいずれにしても優先席だろうと普通席だろうと人の心があれば必要な人に席は譲るべきだが。


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