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ジャックジャックのデッキ備忘録⑫~/バスターを救いたい~

ご挨拶

どうも皆様。ジャックジャックです。
今年も残りわずかとなりましたね。
リアルの方も多々忙しいかと思いますが、リンクスの方も今年最後?の新パックが発売されて盛り上がりを見せています。
各所で不知火強い!不知火環境入り!という声を聞きますが、新パック全体的に見ると、不知火以外パッとしない印象です。
メインテーマ以外は弱いという点では、同じアンデット族テーマのヴェンデットのパックを彷彿とさせます。

アーカナイトデッキ

しかし、だからと言って不知火を紹介しないのはいつもの流れですね。
いい加減話のもって行き方がワンパターン化していますが、今回も誰も注目していないカード「アーカナイト・マジシャン/バスター」を使ったデッキを紹介します。
魔法使い族を主体としたシンクロデッキの原型自体は少し前にTwitterで出したこともありますが、あの時の構築に/バスター関連のカードを突っ込んで作り替えています。
新パックのカードは、/バスターただ一体だけですが、新パック発売時恒例のデッキ紹介に入っていきましょう。


デッキ紹介~バスター・モード関連カード~

アーカナイト・マジシャン/バスター

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今回の主役。
前回のストラクチャーデッキに引き続き、今回のパックで数多く追加された/バスター関連の1枚です。
自身に乗せられた魔力カウンターの数×1000攻撃力アップに加え、魔力カウンター2個を取り除いての全体除去が行えますが、これがまあ扱いが難しい。
どんなカードでもある程度擁護する遊戯王wikiですら、進化前のアーカナイト・マジシャンが2枚除去出来るので、全体除去するためのカードが相手の場にないという核心を突いています。
さらにデュエルリンクスはスピードデュエルなため、/バスターが登場する前に決着(勝つにしろ負けにしろ)がつくこともしばしばです。

しかし、それでもそんなカードがいとおしいのがマイナーデッキクラスタです。
/バスターレモンよりも一段と扱いが難しいカードを輝かしてこそ、その名が名乗れるというものでしょう。
というわけで、次項からはこのカード、引いては下地となるアーカナイト・マジシャンを特殊召喚するためのギミックを紹介していきましょう。

アーカナイト・マジシャン

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上記の/バスターを特殊召喚するためには、何よりもまずこのカードを出していかなければなりません。
素材は後述しますが、非チューナーに魔法使い族が指定されているので、魔法使い族デッキでの活躍が見込まれるシンクロモンスターであります。
効果は縛りに見合うだけの性能で、シンクロ召喚時に乗る魔力カウンターを使えば最大2枚のカードを破壊出来ます。
これにより、進化系の/バスターを安全に特殊召喚出来る反面で、/バスターが破壊する対象をなくしてしまうカルマを抱えています。
/バスターが出る前に決着がつくのも大体この効果が強力なせいです。

ちなみに、アーカナイトが自身の効果で乗せられるカウンターはシンクロ召喚による特殊召喚限定なため、/バスターのリカバリ効果で蘇生しても攻/守・400/1800のバニラです。
徹頭徹尾、この噛み合いの悪さは嫌いじゃありません。

サイキック・リフレクター

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/バスターデッキを使う上でのチューナー筆頭となるのが、重要なバスター・モードをサーチ出来るサイキック・リフレクターです。
後述の関連カードを用いれば1枚で汎用シンクロモンスターをシンクロ召喚可能な効果は伊達でなく、アーカナイト・マジシャンが使いづらい盤面でも小回りが効きます。

バスター・ビースト

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バスター・モード

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今更語る必要もないかもしれませんが、リフレクターでビーストをサーチ➡ビーストでバスター・モードをサーチ➡リフレクターでビーストを蘇生&レベル操作によるシンクロ召喚の流れで初動を固めていきます。
そして、サーチしたバスター・モードでアーカナイト・マジシャン/バスターを降臨させていきます。
デッキのエンジンを担う重要なカードではあるものの、アドバンテージ上リフレクターでサーチしたいため、双方とも手札に来てほしくないカード同率2位です。
1位?それは勿論アーカナイト・マジシャン/バスターです。

デッキ紹介~シンクロ素材用モンスター~

太陽の神官

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前述の通り、アーカナイト・マジシャンは非チューナーに魔法使い族を指定しており、獣戦士族のバスター・ビーストをリフレクターで蘇生してもシンクロ召喚出来ません。
そこで白羽の矢が立ったのが、直近のイベントで実装された太陽の神官であり、サイドラ条件で出せる魔法使い族として優秀なシンクロ素材になります。
太陽の神官はレベル5であるため、通常はレベル1のリフレクターと合わせてもレベル7のアーカナイトをシンクロ召喚出来ません。
しかし、今回はそのためにスキル・レベル上昇を採用しており、手札のリフレクターを見せてレベル6にすればアーカナイトの素材になれます。
妨害がない前提ですが、太陽の神官とリフレクターでアーカナイトをシンクロ召喚➡効果で2枚破壊➡アーカナイトの横にリフレクターで蘇生したビーストを並べ、アタッカーとして運用する動きは地味に有用です。

THE トリッキー

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太陽の神官と同種族・同レベルで特殊召喚可能なモンスターとしてトリッキーも採用しています。
こちらは特殊召喚に手札コストが必要ですが、自分・相手フィールドの状況に依存しない、シンクロモンスターで除去した後に追撃のアタッカーになれる点で太陽の神官と差別化出来ます。
また、手札コストに関しても、バスター・モードが2枚来てしまった時にビーストを捨てたり、手札に来てゴミと化した/バスターを捨てたり出来ます。
むしろそっちが本分だろとか言ってはいけません。

深海のディーヴァ

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リフレクター以外のチューナーでは、単純に☆5+☆2で☆7が作れる2チューナー、中でも同名カードをリクルート出来るディーヴァを採用しました。
太陽の神官やトリッキーとディーヴァ2体でグリオンガンドを出してもいいですし、アーカナイトで2枚破壊+アーカナイトとディーヴァ2体目でヴァーミリオンを出して1枚破壊+追撃のトリッキーでゲームエンドということもしばしばです。
非チューナーが全て特殊召喚可能なこのデッキでは召喚権の消費もあまり気になりません。

魔轟神獣ケルべラル

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サブのサブのチューナーとしてはケルべラルを1枚採用しています。
基本的にトリッキーの手札コストはアド損ですが、唯一ケルべラルを捨てた時は蘇生が出来るので、太陽の神官が出せない先行でも少ない消費でシンクロ召喚出来ます。

ゾンビキャリア

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今回は採用していませんが、有用な2チューナーにはゾンビキャリアもいます。
ディーヴァやケルベラルにない大きな強みは、手札に来てしまったゴm…アーカナイト・マジシャン/バスターをデッキに戻せることです。
どうしても/バスターを引いてしまう事故が気になる方は採用するとよいでしょう。

デッキ紹介~その他のカード~

フォーチュンレディ・エヴァリー

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デッキのメインがアーカナイトなので忘れられがちですが、同条件でエヴァリーもシンクロ召喚出来ます。
いずれのカードも召喚獣にコキュートスを出されてしまうと詰んでしまうので、エヴァリーはそれを唯一突破出来る手段となります。
また、このデッキはリフレクターを使った7シンクロ用にレベル上昇を採用していますが、エヴァリーのレベルを太陽の神官やトリッキー分上げると攻撃力が4800になるという謎のシナジーを発揮します。

水晶機巧-グリオンガンド

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前述の通り、ディーヴァの特殊召喚を介せばグリオンガンドも容易に出せます。
相手がブレイブネオスや炎神不知火など破壊耐性持ちを出してきた時に活躍出来ます。

灼銀の機竜

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氷結界の龍ブリューナク

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鬼動武者

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アーカナイト、エヴァリー、グリオンガンドの特徴的な3体の他のシンクロモンスターは、リフレクター1枚から出せる汎用3種を採用しました。
少ない消費で除去が出来るヴァーミリオン、破壊耐性持ちを無視出来るブリューナクは確定枠で採用し、残り一枚は自由枠です。
メインギミックのアーカナイトが破壊に長けた効果を持っており、役割が被るブラックローズはあんまり使わないなと感じたため、私は先行でもある程度強い鬼動武者を採用しました。
この辺は好みでしかないと思います。鬼動武者もそれほど使わないですしね。

クリボール

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このデッキは先行で強い動きがあまりなく、後攻の爆発力のために手札を温存したいことがしばしばあります。
そんな時にクリボールがあると安心してターンが返せます。

禁じられた聖槍

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シンクロデッキは相手の妨害が非常に厄介なので、対策は必須です。
バック除去にコズサイやナイトショットを採用するのも手ですが、それらは関係ない攻撃反応を打ち抜いたり、コズサイでコズサイを抜くという宇宙一無駄なことをしたりと信用に足りません。
反面、聖槍はカナディアや底なしの発動を見てからピンポイントで防ぐことが出来ます。
シンクロ召喚を多用するデッキならば、バック対策は聖槍が個人的にお勧めです。

デュエルパート

/バスター大活躍
https://duellinks.konami.net/att/019ed672371feb6a56b9443e47afa6cbbe9edecb7e

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それでは、デュエルパートです。
最初は基本ギミックを使ってアーカナイト及び/バスターを活躍させていきたいと思います。
初手はフルモンですが、中々いい配布です。

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まずは太陽の神官を特殊召喚。
先行で出せない弱点があるものの、サイドラ条件が優秀なモンスターです。

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残った召喚権を使い、リフレクターとビーストの黄金ムーヴをかまします。

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リフレクターと太陽の神官でブリューナクをシンクロ召喚、3枚バウンスすればブリューナクとビースト1ターンキルでしたが、流石にフリーチェーンが怖かったので安全策を取ります。
ここまで妨害がなかったため、レベル上昇を使ってリフレクターをレベル2へと変化させます。

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大魔法世界に君臨する偉大な魔術師よ!
その神秘の力を持って、歯向かう敵を殲滅せよ!
シンクロ召喚!レベル7、アーカナイト・マジシャン!!

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アーカナイト・マジシャンをシンクロ召喚。
効果でバックを剥がし(コズサイと分断。結果論ですが、ブリューナクで良かったですね)、アタッカーとして残留したビーストでレンリンを破壊します。
勿論、フィールドには先程サーチしたバスター・モードをセットしておきます。

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竜魔導からのネオスで一気に盤面にモンスターを揃えられてしまいますが、こちらも魂のバスター・モードを発動し、アーカナイト・マジシャン/バスターを降臨させます。

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リフレクターとビーストを使ってヴァーミリオンをシンクロ召喚し、ネオス・フュージョンの耐性を剥がします。

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はいぶっぱああああああああああああ。気持ちいいいいいいいいいい!!!
アーカナイト・マジシャン/バスターのこの効果を決めるのに3時間もかかったので感無量です。

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ワンキルは豚に防がれてしまいますが、モンスター3体にクリボールの構えは盤石です。
相手の手札はネオス・フュージョンですが、ここまででネオスは2体墓地へ行っているため、恐らく使えないでしょう。

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ブレイブネオスのおかわりは出来ず、サイバーダークの連撃はしっかりクリボールで防ぎます(1発目のダイレクトアタックは何故か受けました)。

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デスペラードの心配もないので、アーカナイト・マジシャン/バスターの攻撃でサイバーダークを蹴散らし、攻撃。フィニッシュです。

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VS不知火
https://duellinks.konami.net/att/003f230adbb6ab3c1333fc32b4a14d7f72d31975a9

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続いては先行パターン。
サイドラ条件の太陽の神官は出せず、初動となるカードはありません。

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というわけで何もせずターンエンド。
一応クリボールも握っているのでそうそうやられることはないと踏んでいます。
こんな時、クリボールがあると非常に心強いですね。

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相手は特に動いてこなかったので、太陽の神官とディーヴァを2体展開します。
この素材ならグリオンガンドになれますが、裏守備1体だけ除外しても旨味がないので、ここはシンプルにアーカナイトへと繋げます。

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アーカナイトでバックとモンスターを剥がします。

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残ったアーカナイトでは攻撃力が低すぎるため、2体目のディーヴァとともにヴァーミリオンになっておきます。
攻撃力が高くクリボールも握っているので、返しのターンを凌げば除去効果が狙えます。

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相手は不知火でした。
初動事故ったのかは知りませんが、物部を使った最低限のムーヴをここで見せてきます。

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たった1枚で物凄い宇宙されました。
クリボールがいなければ死んでいました。
というか、炎神をシンクロ召喚されていなければ普通に殺されていたのは密に、密に。
イベント特攻のない普通のデュエルなら死ななかったしセーフセーフ。

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まあ生き残ったのでもう勝ちました。
相手は3000オーバー2体の破壊耐性持ちですが、ヴァーミリオンで削っておいたライフが勝負を決めます。

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冥府の彼方より現れよ。運命を司りし闇の女神!
ダークシンクロ!フォーチュンレディ・エヴァリー!!

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太陽の神官とディーヴァを使ってエヴァリーをシンクロ召喚。
破壊耐性持ちの炎神は除外!なんて安直な発想ではなく、レベル上昇で太陽の神官を見せ、エヴァリーをレベル12の攻撃力4800へと変換します。
刀神との攻撃力の差は1700なので、このまま殴ってフィニッシュです。
/バスターが1ミリも関係なかったですが、謎のシナジーを発揮して見事勝利です。

総括

というわけで、今回のnoteは以上です。
前回の帝王デッキが1万字も超える超大作すぎて作成に時間がかかったのを反省し、今回はサクッと短めに書かせていただきました。
1~2日程度で書ける文量で更新ペースを上げるべきかはまだ考えていませんが、年明けの新パックはヤバいことが予想されるため、インスピレーションが湧いた時は2個、3個と書いていくかもしれません。

さて、デッキ自体の感想ですが、強さ的には可もなく不可もなくと言ったところ。
アーカナイトを出すだけならFLも候補に上がりますが、テーマデッキを使うのはオシャレ感がないため、私の方では取り扱いません。
もっとも、FLなら/バスター入れずに普通に戦った方が強そうですが。

このデッキの一番の問題は/バスターが全然出ないことです。
しかし、これは必ずしも弱いからと言うわけではなく、採用したシンクロ体が有能で、出すまでもなく決着する場面が多々あったためです。
あと/バスターが手札に異常に来ました。
下手すると、/バスターを抜いて☆5非チューナーと☆2チューナーだけで組んでいた方が強いかもしれません。まあ、/バスターはロマン枠と言ったところでしょう。

それでは、後語りは以上にします。
今年最後の更新は恐らく下半期のキングデッキまとめになると思うので、新年に向けた挨拶はまたその時にでも致しましょう。

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