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ジャックジャックのデッキ備忘録⑧~新弾収録カードと相性抜群!魔法使い族軸トゥーンデッキ~

ご挨拶

どうも皆様。ジャックジャックです。
ついにやってきましたDSODワールド!……とは言っても、実装されたキャラは海馬と木馬のコンパチ、そして百済木さんのみという肩透かしっぷり。
果たして彼らはゼアル(エクシーズ)を犠牲にしてまで登場する必要があったのかは甚だ疑問です。謎のデュエリスト・プラナさんは非常によろしいと思います。
まあそんなわけで、今回もやっぱり話題をかっさらうのは新パック「ダーク・ディメンション」。
召喚獣、エレメントセイバー、墓守といったテーマデッキは元より、私が最も注目すべきだと思うのは、全体的に汎用性の高いカードが多いことです。
ストラクチャーデッキ収録の竜魔導の守護者や高等儀式術も含め、昔のデッキ使っていたデッキを新しくグレードアップ出来るという点で、個人的に今回は当たりパックだと思っています。

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そんな中、私が紹介したいのはトゥーンデッキです。
新弾自体にはトゥーンに直接関連するカードは一切入っていないので、あまりピンとくる人はいないかもしれませんが、実は魔法使い族トゥーンモンスターを主軸とする構築で相性のいいカードがいくつか収録されています。
トゥーンと言えば、記念すべき最初のイベントでの報酬として登場し、更に初代WCS決勝の舞台では、当時の環境デッキとしてのミラー戦で惨げ……伝説を残したこともあり、記憶の片隅に思い出がある古参デュエリストは多いと思います。
デュエルリンクス黎明期からずっと存在し続けているテーマが、最新カードをふんだんに使うことでどのような進化を遂げたのか、早速見ていきましょう。

デッキ紹介~トゥーンカードたち~

トゥーン・ブラック・マジシャン

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今回のデッキの主役を飾るのはトゥーン・ブラック・マジシャンです。
こちらは最近のペガサス単独イベントの報酬として実装されたカードなので、記憶に新しいです。
召喚酔い、直接攻撃能力は従来のトゥーンモンスターたちと共通していますが、固有効果は手札のトゥーンカードを一枚捨てることで、トゥーンモンスターをデッキから特殊召喚 or トゥーン魔法・罠カードをサーチするというイベント報酬カードとは思えないくらいの高性能です。しかも特殊召喚効果は「召喚条件を無視する」という今風効果であり、これによって本来は召喚制限がかかるトゥーンモンスターたちも自在に呼び出すことが出来ます。

トゥーン・ブラック・マジシャン・ガール

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あらゆるトゥーンモンスターをデッキから呼び出せるトゥーンブラマジの呼び出し先筆頭となるのが愛弟子のトゥーンブラマジガールです。
トゥーンブラマジガールの固有効果は大したことはありませんが、その真価はトゥーン共通のデメリットである召喚酔いがなく、特殊召喚したそのターン即座に攻撃が出来ることです。
トゥーンは直接攻撃を得意とするテーマであり、基本的にデュエルは短期決戦向きです。それゆえ攻撃抑制のためにと設けられた召喚酔いが本来ネックになりますが、デメリットを無視して攻勢に転じられるトゥーンブラマジガールは攻撃役として非常に扱いやすいです。
攻撃力は2000と、一見低ステータスにも見えますが、ライフ4000のデュエルリンクスでは2回直接攻撃するだけでゲームエンドです。

トゥーン・キングダム

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トゥーンモンスターは上記2体を軸にして、お次はトゥーンをサポートする魔法カードを紹介。
最初は何と言ってもトゥーン・キングダムであり、言わずもがな太古リンクスでトゥーンデッキを環境たらしめた最強カードです。
疑似的な破壊耐性ももちろん強力ですが、対象にとられなくなる効果によって、次元幽閉・聖遺物を巡る戦い・エネミーコントローラーといった流行りのカードに妨害されなくなるのも大きな強みです。
分断やめろ。ウェーブフォースすんな。

トゥーンのもくじ

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トゥーンのもくじも古くから存在するパワーカードであり、名前にトゥーンとさえついていれば、モンスターでも魔法・罠でも何でもサーチする万能カードです。
ことトゥーンデッキにおいては汎用性が段違いであり、現状1枚しか使えないというのは納得ですが、金剛核や追放、玉座が3枚OKなのは何でなんでしょうかね。

トゥーン・ロールバック

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キングダムやもくじと違い、ロールバックはその圧倒的攻撃性能が光ります。
先述の通りトゥーンブラマジガールで2回殴るとゲームエンドになるので、2回攻撃能力を付与するロールバックは短期決着を狙う上で非常に相性がいいです。
最近は後ろに何も構えずにターンエンドするデッキも珍しくなく、ロールバックを使ったワンターンキルは決まりやすいので、是非とも採用しておきたいサポートカードです。

デッキ紹介~新パックのカードたち~

チョコ・マジシャン・ガール

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ベリー・マジシャン・ガール

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既存のトゥーンカードの紹介はほどほどにし、いよいよ今回の新生トゥーンデッキを飾る新パックのカードたちの紹介です。
新パックのカテゴリとして、「マジシャン・ガール」モンスターたちが多数収録されていますが、中でもチョコ・マジシャン・ガールとベリー・マジシャン・ガールが非常に強力。
チョコは手札の魔法使い族モンスターを切ることで1ドロー出来るので、メインギミックでデッキに触る手段が乏しいトゥーンのデッキ回転率を上げてくれます。
さらに、攻撃された時の蘇生効果は、蘇生制限が存在しないトゥーンブラマジを墓地から展開する手段としても機能します。
実際、馬鹿正直に突っ込んで来る相手はほぼいないため、展開手段としては心もとないですが、その攻撃抑制効果は先行で攻められないトゥーンデッキが相手の初動を凌ぐ上で重要な役割を果たしてくれます。

そして、ベリーは上記のチョコを用意する手段としても優秀ですが、目玉は何と言っても同じく「マジシャン・ガール」の名を持つトゥーン・ブラック・マジシャン・ガールをもくじなしでサーチ出来ることです。
直接トゥーンとは関係ないカードですが、実質、ペガサス関連のカードを差し置いて最もトゥーンを強化するカードだと言えるでしょう。

黒魔術のヴェール

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最後に紹介する黒魔術のヴェールに注目している人をまったく見かけませんが、実はかなり優秀なカードです。
1000ライフのコストは必要ですが、レベルの制限や何らかのデメリットもなく、魔法使い族・闇属性モンスターを特殊召喚することが出来ます。
そして、今回のトゥーンデッキの主役を担うトゥーンブラマジは闇属性の魔法使い族モンスターなので、強力な効果を持つ最上級モンスターを1ターンで展開することが出来るようにもなりました。
従来のトゥーンブラマジを特殊召喚する手段としてはマジシャンズ・ナビゲートが使われていましたが、あちらはトゥーンとまったく相関がない通常のブラマジギミックを入れざるを得ず、また罠カード特有の遅効性で、トゥーンデッキ本来の強みである即効性の1ターンキル性能が失われる弱点がありました。
それを考えると、ライフコストは痛いですが、即座にトゥーンブラマジを展開して攻勢に転じられる黒魔術のヴェールはかなり相性がいいと言えます。
また、墓地からの蘇生はチョコ・マジシャン・ガールとシナジーを発揮し、手札からの特殊召喚は同パック収録のネクロバレーをすり抜けられるといったところも地味に嬉しい点です。

デュエルパート

VS謎デッキ

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デュエルパートです。
相手は謎のデッキ。決して馬鹿にしているわけではありません。
何故なら相手のカードに一切触れずにワンキルを仕掛けていったので、何のデッキなのか本当に不明なのです。

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初動はチョコ・マジシャン・ガール。
手札にいては重いトゥーンブラマジを切り、1ドローで手札を入れ替えていきます。
この効果は本当に優秀であり、先行でも後攻でも安定して動くことが出来ます。

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そして今回の目玉、黒魔術のヴェールを使い、先程墓地へ送ったトゥーンブラマジを蘇生します。
この即効性がマジシャンズ・ナビゲートにはない強みですね。

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トゥーンブラマジの効果は先述の通りですが、今回選択するのはデッキからトゥーンモンスターを特殊召喚する効果。
この効果による特殊召喚は召喚条件を無視するので、制限のあるトゥーンブラマジガールも楽々出せます。

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手札にはもう一体のトゥーンブラマジガールがいるので、セットモンスターは完全に無視してフィニッシュです。
これまでのトゥーンならば、後攻でも初動はせいぜいトゥーンブラマジガール一体で殴るぐらいでしたが、1ターンでモンスターを3体揃える圧倒的展開力を手にしたことにより、後攻ワンキル率が上昇しています。
仮に相手がネオス・フュージョンでタスケルトンを落としていたとしても、その場合はトゥーンブラマジの効果でキングダムをサーチし、相手ターンを凌ぐことは可能です。後攻ワンキル率だけでなく、対応力も以前に比べてグンと上がりました。

VS運命デスペラード

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2戦目。
相手のスキルは絶対運命力であることは見えているので、十中八九デスペラードデッキでしょう。
基本的に相手のモンスターをガン無視して殴るので、デッキタイプで有利不利はあまりありませんが、デスペラードに限っては色々と懸案が尽きません。

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私の大好きな世界が…
デスペラードデッキで厄介なのは、デスペラード本体よりもむしろ前も後ろも破壊出来る下級モンスターたちです。
トゥーン・ワールドは完全な公開情報ですので、こうして先行であっさり破壊されてしまうこともしばしばであり、スキルで絶対にトゥーン・ワールドを破壊出来るツインバレルは親の仇と言っていいほどの大敵です。
ちなみにボム・スパイダーは先祖の仇です。

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そしてこれまた手札が渋い。
せっかく黒魔術のヴェールがありますが、出せるモンスターがいません。
チョコを下地にトゥーンブラマジガールも出せますが、ここはチョコの守りを信じて次を待ちます。

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効果を知らないのかあえてなのかはわかりませんが、ツインバレルが攻撃してきたためチョコの効果を発動。

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ベリーを蘇生したところで返り討ちにはしにくいですが、ベリーも同じく攻撃対象とされた時に展開が出来るので、これによりチョコをリクルートします。
相手は自爆するわけにも行かない(デスペラードはいない様子)ので、次のターンは生き残ったチョコたちで2ドローする準備をしつつターンを迎えます。

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ドロー……( ゚д゚)ハッ!!

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( ゚д゚)ハッ!( ゚д゚)ハッ!( ゚д゚)ハッ!
これがトゥーン流ディスティニー・ドロー。
チョコでもう一枚ドロー出来ますが、必要ありません。これでワンキルパーツが揃いました。

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局所で後ろを吹っ飛ばし、ベリー召喚時の効果でデッキのトゥーンブラマジガールをサーチします。

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トゥーン・ワールドは破壊された後ですが、トゥーン・キングダムを新しく発動したことで手札のトゥーンブラマジガールを展開出来るようになります。
そのまま2体のトゥーンブラマジガールを展開し、その連続攻撃で殴ってフィニッシュです。


短いですが、今回のデュエルパートは終了です。
何故ならほとんどのデュエルが速攻で終わるため、解説することがあまりないからです。
似たような展開をだらだら説明しても退屈なだけなので、代わりに数個リプレイを置いておくことにします。
どのデュエルも、トゥーンらしく速攻で決めた試合です。お手隙の時にでもどうぞ。

VS墓守https://duellinks.konami.net/att/01bb5b9ec3cd7600773f389b6fbf2c457ab1c9588bhttps://duellinks.konami.net/att/01bb5b9ec3cd7600773f389b6fbf2c457ab1c9588b

VS闇の力
https://duellinks.konami.net/att/01c29887ad365a4478b0a4ebbeb60cf9260066a3b1

VSブラマジ
https://duellinks.konami.net/att/00a857449a7efae19d67b896087f198c9d49f1087a

総括

今回のnoteは以上となります。
新生トゥーンデッキの評価ですが、楽しいの一言につきます。
元々トゥーンデッキが好きで色々と使っていましたが、今回の魔法使い族軸のトゥーンは今までで一番勝率がよいです。
やはり、どんなデッキも展開力が上がれば同時にパワーも上がっていくものですね。相手のモンスターをガン無視して勝ちにいけるので、環境デッキのパワー変遷に大きく左右されづらい点も魅力的です。

弱点としては、攻めに特化した構築の代わりに、守りが薄いことに尽きます。
戦闘ならば初動のチョコやベリーを置くだけである程度強く出られますが、戦闘を介さない除去でアッサリやられることもあります。
しかし、デッキを回したい都合上、紹介した確定枠のカードも抜きずらく、実質的なスロットはたった2枚。そこにハリケーンを入れるとなると、防御に割くスペースはありません。
ただ、3積みカードが5種類あるがゆえ、同じカードが複数枚手札に被ることも多々あったので、1~2枚なら20枚からオーバーしてもいいかもしれません。
今回は余計な防御札を引いてワンキル失敗するのが嫌で入れませんでしたが、候補としては、盤面がら空き対策のウェーブフォース・除去回避の聖遺物・トゥーンワールドを狙うモンスター効果を阻害し、トゥーンブラマジをそのターンで戦闘に参加させる聖杯などが挙げられます。

少し長くなりましたが、後語りはこの辺にしたいと思います。
トゥーンに限らない話ですが、今回の新パック・新ストラクは昔のデッキを強化する汎用性の高いカードが多数収録されています。
新テーマに魅力を感じないな~と思う方も、是非買って遊んでみるのもよいのではないでしょうか。

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