【終活110番031】施設見学時の心得15箇条

1.まずはダマされないゾという強い意識を持つ
2.現地ではまず3K(くらい・くさい・きたない)を感じ取る
3.応対者・説明が普段も現場にいる人なのかどう質問する
4.入居者の要介護度比率を具体的に教えてもらう
5.基本料金内で要望事項に対応可能かどう質問する
6.緊急時(救急時・死亡確認時)に誰が何をどこまでしてくれるのか質問する
7.エンディングのサポート内容を確認する
8.何があっても最後のさいごまで暮らせるかどうかを質問する
9.契約書・重要事項説明等を渡してくれるかどうかチェックする
10.職員に徹底させていることを3つ教えてもらう
11.Sアミーユのようなリスクがないかシラ~ッと質問する
12.万一倒産した場合にはどうなるのかシラ~ッと質問する
13.入居者と会話させてもらえるかどうかシラ~ッと質問する
14.現地責任者の人となりについてシラ~ッと質問する
15.自分の親だったら入居させるかどうかシラ~ッと質問する


繰り返します。施設さがしは、正直、お子さんたちが立ち会ってくれないと、老親世代だけでは荷が重い。となると、仕事に家庭に忙しいお子さんの協力を得ようとするのであれば、それ相応のおカネは渡してあげるべきでしょう。条件に合する物件のピックアップ、現地見学の段取りと同行、契約立会い、入所に係る引っ越し支援。これで1週間から10日は必要でしょう。交通費も加算して、50万円程度でしょうか。あと、月1回、会いに来てもらうとして年間12回で20万円くらい加算してあげてもいいのではないでしょうか。

さいごに、どうしても自分では決めかねるという人たちもいることでしょう。そんなみなさんには、こうお伝えしておきます。

「住み慣れた地元周辺で、代々続いてきた医者が開設しているサービス付き高齢者向け集合住宅をさがしてごらんなさい。民間の有料老人ホームやサ高住よりもリーズナブルでリスクも低いはずですよ。また、費用は特養よりもかかるけれど、運営がガラス張りだし職員もマシだと思いますよ」。

こうなります。

参考までに、私のもとに寄せられる介護現場からの内部リークにも触れておきましょう。

「残業減らしのために運営規定よりも早く夕食を開始している」とか、「責任者の好き嫌いで人事評価をしているとか」、「入所者の家族に捺印をもらうべき書類にイモ判をついている」とか…。

介護施設というのは、こういう類のタレこみがとても多い世界なのです。で、リークがもっとも多いのが特別養護老人ホーム(略称:特養)。次いで、全国チェーンの老人ホームとサービス付き高齢者向け集合住宅。逆に、ほとんどリークのないのが、医療法人が経営するサービス付き高齢者向け集合住宅(略称:サ高住)と老人保健施設(略称:老健)です…。

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