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デカンショ節

コンパス「デカンショ節」
兵庫県民謡

中.今尚、歌詞が足され続ける民謡を見付けました
西.浅草、鰻の老舗「やっ古」。こちらのタレも200年継ぎ足されてきました 
中.意味合いとしては近いけど!真面目に聞いてくれます? 
西.勝海舟、ジョン万次郎が訪れたって話? 
中.やっ古の話じゃないよ!後世に語りかけ、進化し続ける民謡 
西.お店も30年ほど前に改築し進化した 
中.鰻は忘れろ!知ってます?デカンショ節大賞なるものがあるんです 
西.仮装しなきゃ 
中.萩本欽一さん司会じゃないから!兵庫県篠山市で毎年8月に行われるデカンショ祭り(今年開催判断は5月下旬)に先立ち、デカンショ節の歌詞を一般公募してるんです 
西.デカンショデカンショで横になる〜あとの半年寝て暮らす 
中.ただダラしない歌詞!入選しないわ!増え続ける歌詞、篠山市観光交流課に問いわせると約400以上かと。世界一歌詞が多い民謡ですかね? 
西.簡単に世界とか言うなよ!
中.貴方デカンショの何なんですか?笑。話を戻します。この民謡は、それぞれの時代が描かれた故郷の記憶、記録なんですよ 
西.昨日の晩飯も覚えてない 
中.もう歌詞にして覚えろ笑!始まりは江戸時代から歌われていた盆踊り唄のみつ節。最初は焼物の作業工程や農婦の糸紡ぎなどの様子が歌になってますね 
西.デカンショ節大賞で入選すると何が貰えるの? 中.今聞きます笑?丁度お話した焼物なんかが頂けるみたいです。明治に入るとデカンショ節で最も有名な「丹波篠山山家の猿が花のお江戸で芝居する」、篠山藩主が東京に居を移した頃に歌い込んだものと言われてます 
西.僕は東京から千葉に居を移しました 
中.報告いりません笑!明治に入り、千葉県館山の宿泊先、江戸屋において遊学中の篠山出身の学生たちから旧制一髙(現、東京大学等)の学生にデカンショ節が伝わり、変化を遂げ全国各地に広まります 
西.さすが先輩 
中.貴方大学行ってないでしょ!そして大正にかけては篠山の文化遺産や地域産物、そして昭和45年には日本の高度成長期を背景に世界平和、テレビやラジオなどの明るい歌詞が加えられてます 
西.テレビもねぇ〜ラジオもねぇ〜 
中.あるんだって!違う歌だし!そして歌詞が増え続け現在、篠山警察が時代を象徴する歌詞をYouTubeで紹介「うちに帰ってまずする事は〜うがいと手洗い丁寧に〜」この様に後世に語り続ける民謡、まだまだ終わらないですね 
西.デカイッショデカイッショ〜江戸前鰻〜 
中.貴方は増やすな!

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