えんとつ町のプペル

えんとつ町のプペルについて書かせて頂きます。

まずWebで公開されている絵本からあらすじをざっくり書きます。

大きな設定は煙に覆われたえんとつ町に住む少年と不思議な生き物ゴミ人間の物語です。
この町では空を見上げることを禁じられています。そんな中で、主人公の少年とゴミ人間の2人は空を見上げ「あの先に何があるか知りたい」と思っています。そんな2人に町中から「空を見上げるのをやめろ!」「どうせ煙しかないんだから無駄だ」とひたすら非難されます。
しかしそれに対し少年は「誰かそれを確かめたのか?もし確かめてないなら何も無いなんて誰が決めたんだ」と訴えます。
そして煙の先を目指し始めるーというお話です。
えんとつ町のプペルの作成の総指揮者である西野亮廣さんはおよそ10数年前まさにこの主人公たちのような境遇だったと述べています。「芸人が絵本なんか描くな」「クラウドファンディング?怪しい」「オンラインサロン?詐欺?」「西野、悪いことはいわん、やめておけ」と。

西野さんはなんで理解されないんだ、絶対みんなも使うようになるのに、、、とずっと悩んでいたようです。何故か日本では、なにか別のことをしようと行動する人、新しいことに挑戦しようとする人、夢に向かって頑張る人を否定するという文化が根強いと西野さんは仰っています。

何故そんなことになっているのか?
子どもの頃はみんな夢がありました。次第にそれぞれの理由で夢を諦め捨てていく。西野さんはこれを「夢=ゴミ」と表現しています。
つまり、自分の捨てたゴミを拾った人がそれを磨き、輝かせることができるとしたら「ゴミを捨てた自分が間違っていた」と認めることになる。自分の選択が間違っていたことを認めたくないから、人が一生懸命ゴミ(夢)を磨いているのを見ると止めたくなる、と仰っていました。

この映画に出てくるゴミ人間は、大人たちが捨ててきた「夢」の集合体なのです。

こういった裏設定を知った上でこの映画を観ると、とてもメッセージの多いことに気づきます。

是非とも大切な方と御一緒にえんとつ町のプペルを観に行ってください。
オススメです。

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