Pythonで全資産集約・可視化 (API x Selenium x Streamlit)

はじめに

マネーフォーワードやZaim,Moneytreeなどのアプリでは仮想通貨取引所などを抽出できないため,pythonの勉強も兼ねてpythonを使用して集約して可視化したい.今のところ実装済みなのは,下の 9 箇所.

・Neobank (住信SBIネット銀行)
・三菱UFJ銀行
・GMO coin (spot)
・Bybit (derivative,spot)
・Binance (spot,staking)
・日本生命 (確定拠出年金)
・SBI証券 (投資信託,米国株)
・野村證券 (持株)
・Nicehash (ウォレット残高)

また,日本円に換算するにあたってCoinMarketCapのAPIを使用する.

これらの内,抽出方法は下記.
Selenium:
・Neobank (住信SBIネット銀行)
・三菱UFJ銀行
・野村證券 (持株)
・日本生命 (確定拠出年金)
・SBI証券
API:
・GMO coin
・Bybit (derivative,spot)
・Binance (spot,staking)
・Nicehash
・CoinMarketCap

各資産はcsvで下のようなcsvにまとめる.

Asset.csv

ここでは後に可視化しやすいように縦にデータを並べるが,横に並べ替えるのは簡単にできる.

Asset_pivot.csv

次にこれらの資産をStreamlitを用いて可視化してみる.
下のような形までもっていく.(実際は1ページでスクロールする感じ)

Asset in streamlit

この記事から得られる情報

・Seleniumを使用した証券サイト・銀行サイトからの資産抽出pythonコード
・APIを使用した,仮想通貨取引所からの資産抽出pythonコード
・CoinMarketCapから仮想通貨の日本円換算を取得するpythonコード
・上記すべての資産残高をcsvに集約するpythonコード
・Steamlitを使用した資産残高の可視化pythonコード

APIからの抽出コードはある程度ロバストだと思うけど,Seleniumはどうしても自分の状況に沿った書き方になってしまっているので,要編集なことがあると思う(参考にはなると期待している).
自分でpythonでやってみたい人,編集しても大丈夫という人向け.
pythonは3.9を使用.

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