龍と苺194話


不正解(負け)に対する冷酷で無慈悲な顔
勝負に理解がある相手に対する穏やかな顔

未来に行った苺は「私に勝ったら正体を教える」で一貫している。それはなぜかというと未来の藍田苺は一番将棋が強いやつのコピーAIを作るとか人格を保存するとかそういう実験とか特権なのだと思う。AIやコピー人格が本体で藍田苺の姿はホログラムだから人間には出来ないような空を飛ぶことだって出来る。そして藍田苺に勝って最強の棋士の椅子を奪い取ればそいつのAIやコピー人格が作られる。だからもしあの病気の彼女が勝っていれば未来の藍田苺が座っているその椅子を奪い取ってAIやコピー人格になって将棋を打てたのだと思う。
未来の藍田苺は負けたら死ぬし負けて死ぬまでずっとずっと戦い続けて勝ち続けるその運命を受け入れている。だって藍田苺は最初からその命懸けで戦いたかったのだから。

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