篠笛はじめました
私が住んでいる福井県大野市和泉地区は昔は「穴馬の里」と呼ばれ、平治の乱で敗れた源義朝の長男義平がこの地に落ちのびて、かくまった村の長朝日助左衛門の娘おみつと懇ろになったのですが、父義朝が討たれたために都へ上ることになり、身ごもっていたおみつに1管の笛を遺して行きました。その笛は「青葉の笛」と呼ばれて、子孫に受け継がれ、今も残っています。
これが義平とおみつの像で、後ろに見えるのが笛資料館。ここに義平が残した笛のレプリカが展示してあります。そして、ここで篠笛作りの体験もできます。
私もここで篠笛を作りましたが、仕事が忙しく、長い間放っていました。そして、リタイアして時間ができ、やっと練習できるようになりました。
練習を始めて1年少々、童謡や民謡、そして洋楽まで、暗譜で10曲ほど、譜面を見ながら30曲ほど吹けるようになりました。昨秋はここで各地から愛好者が集まって開かれる「フォーラム青葉の笛」で、はじめて人前で「蛍の光」を吹きました。緊張しましたが、何とか間違えずに吹くことができました。
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