マーリンのためのVSCode+PlatformIOの使い方
VSCodeとPlatformIOの使い方について簡単に説明する。と言っても詳しく説明するほど理解してませんが…(^_^;)
とりあえず、マーリンがコンパイル出来る最低限の説明です。
VSCodeとPlatformIOのインストールについてはマーリンのここを見ると良い。
VSCodeの画面構成
左から(1)アクティビティーバー、(2)サイドバー (3)エディタ (4)パネル(ここではターミナル)そして一番下が (5)ステータスバーとなっている。
まず、コンパイルするマーリンのフォルダを指定するには
この画面はPlatfomioのOpen画面が出ている。この画面になっていない時は、アクティビティバーのアリさん、サイドバーのOpenをクリックすると出てくる。
右側のQuick AccessのOpen Projectをクリックし対象のフォルダを指定すると準備完了です。
ここで、Platformioはフォルダにplatformio.iniを探して開こうとする。
このplatformio.iniにはソースのディレクトリやライブラリの種類、場所を指定してあるファイルなのでこれが合っていないとエラーの嵐となる(^_^;)
新しいマザーの場合はメーカー提供のソースからこのplatformio.iniをコピーして使うと上手くいくことがある。
サイドバーで変更したいファイルをクリックするとエディタにファイルが開き編集出来るようになる。
コンパイルの方法 --- ステータスバーの✔をクリックするとコンパイルが始まる。ターミナルにコンパイルの様子が表示され、最後にSUCCESSの文字が表示されていれば成功である。
上の図で✔アイコンがコンパイルで→がプログラムのアップロード、ゴミ箱アイコンがクリーンといって一度コンパイルしたオブジェクトを一度クリアして最初からコンパイルしたい時に使う。
インストール時のトラブル例
例1 インストールの時に、上手くPlatformIOがインストール出来ていなくてPlatformIOがスタートしない時がある。この時は、VSCodeの設定(アクティビティバーの一番下の歯車)で拡張機能のPlatformIOの設定が変わってしまっている場合がある。元に戻すとスタートアップするようになる。
例2 コンパイル時にパイソンでエラーが起きている。
この時は、パイソンの最新版3.8.3をインストールすると治る。
2020.SEP.12 platformio coreのアップデートによりコンパイル出来なくなる。
この2,3日辺りにPlatformIO Coreのアップデートがあり、バージョンが5.0.1になりコンパイル出来なくなってしまった。
いろいろと調べてみると、Coreを4.3に戻してやると、元のようにコンパイル出来るようになるようだ。ただし、再度VSCodeを立ち上げると当然のことながら新しいCoreをインストールしてしまうので、その都度、元に戻さなければならない(^_^;)
このようにCoreが5.0.1になっているこの状態でコンパイルすると…
とエラーになってしまう。そこでCoreを前のバージョンに戻すために
pip install -U "platformio <5" とターミナルに打ち込むと前のバージョンに戻してくれる。
上の画面でCoreが5.0.1から4.3.4になっているのが確認できる。
この状態でコンパイルすると
と無事にコンパイル出来るようになる。これが正しい方法なのかわからないがとにかくコンパイル出来るようになったヽ(`▽´)/
Sep.18 上記エラーの解決方法を見つけた。
上記方法だと、Vscodeを起動するたびに、PlatformIO Coreが最新の5.0.1に戻ってしまう。そこで色々調べてみると…
ありました!簡単な方法が…
最新Marlin2.0.6.1のフォルダbuildrootを丸ごと、今までの(2.0.6)フォルダにコピーしてやればコンパイル出来ます。同様のエラーで困っている方試して見て下さい。