新たなる灯火

0.はじめに

これは筆者の体験談である。筆者はここ20年間、陰キャとして世を出ることなく、影に潜んで生きてきた。しかし、彼女ができた前後で行動が大きく変容している、その変化について語っていきたい。

1.新たなる人

 それは後輩だった。彼は暗がりに火を灯し、それまで何もないと思っていたなにかが姿を表した。今回それは、セイケツカンというなにかであった。それは実際、「清潔感」とは、その本人が清潔なことは関係なく、更に上位互換、「身なりが良い事」を指す。そのため、見栄えの良い服を来たり、髪型をセットするなどが当てはまる。

2.神聖可侵

さて、彼の提案で果たして私は東京や池袋、まるで口紅のような名前の美容室へ行くことになる。そこは今まで行ったものとは隔離していた、俗に言う神の間であった。それは神聖だが、不可侵でない不思議な空間であり、11月が寒くなくとも、身を震わせるのに苦労しなかった。

そこで私はワシャワシャと髪をどうこうされ、様々な美容師共にどうこうされ、海賊らしき風貌に変身することを余儀なくされた。しばらくすると、髪が「ツイストスパイラル」なるものになっており、感激した。またワックスも付けてもらい、誰だお前、そんな感じであった。

3.褒められる

イメージが変わったなどと褒められました、以上以上!なんか飽きちゃった

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