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石川啄木みたいに

お金がなくて心を病む。
働いてはいる。ボーナスが税引き後8万円しか貰えない田舎の会社で、毎日8時間。

苦しい生活にのしかかるのは、自己責任という高らかな声。
傍らには、どす黒い奈落の底が待ち構えている。

はたらけど
はたらけど猶わが生活楽にならざり
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一握の砂(石川啄木)

啄木には浪費癖があった。金を借りても踏み倒すし、着物を質に入れてビールを飲む。まぁクズ。

あまりに浪費してしまう自分に呆れた啄木は考えた。本当に欲しいものは何なのか。そして至った、心の底から安心が欲しいと。

わたしも安心を得るためにお金がほしい。
ただそのためだ。お金で不安を払拭したい。

なにかしなければ
なにかしなければ
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