若者は自由でなくてはいけないが、もうひとつ、潔癖でなくてはならない。#ココセン
※モッコーBグル部さん主催
ノートバトン『ココセン』
https://note.mu/notebaton/n/nb7cfea9ec4ea
『ココセンとは、この本のココにセンを引いた(そして励まされた、救われたなどの)エピソード』※
バトンを、ヤマザルさん より受け取りました。とゆうことで、私のココセンを書きます。
私のココセンは、宮本輝さんの「青が散る」。
英文学の授業を無断で休み、教室に入れてもらえなくなった大学生の主人公が、教授の部屋へ許しを乞いに行ったときの、教授の科白です。
「もう二度と、私の授業を無断で休んだりせんと誓うか。誓えるならこの珈琲を飲みなさい。誓えんなら、このまま私の部屋から出て行きなさい。どっちも君の自由や。若者は自由でなくてはいけないが、もうひとつ、潔癖でなくてはならない。自由と潔癖こそ、青春の特権ではないか。こそこそと授業をずる休みして、うまく単位だけ取ってやろうなんてやつは、社会に出ても大物にはなれん。」
この小説を初めて読んだときは高校1年生の15才でした。
それから時間が経ちすぎて、15才の私の感慨の記憶は曖昧です。
でも私のココセンはやっぱりココだなぁと思います。この“自由と潔癖”という言葉は、それから生きてゆくうえで、指針のようなものでありました。
それは美意識であったり、自分の言動に責任を持つこと、他人のせいにしない、執着しない、潔さ・・・知っている言葉では表せないetc.
そうやって“自由で潔癖な”選択をしたきたんだと振り返って思いますし、今はもうとっくに若者ではないけど、これからも私のテーマなのだと思います。
もうひとつ歌詞から。真心ブラザーズの「胸を張れ」。
♪高架線の夕暮れ 飛ぶ鳥の影 君は元気かな 息を大きく吸い込んで 幸せを祈る 僕は君が好きなんだ
好きなヒトの幸せは、いつも祈っていたいです。こんなふうに。
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※追記
次のバトンは 笹塚心琴さん が受け取ってくださいました。