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からくり人形

大変な喜びと衝撃を受けている。

犬山城下町でからくり人形を発見した。

子供の頃、「茶運び人形」がお茶を運んでくる映像を見て驚いたものだ。細かい所作をしながら、何度でも同じ動作を繰り返すことができる。

動力は鯨の髭だという。鯨の髭を薄く削いで、ゼンマイとして動力源にしたものだ。最近は金属のゼンマイを使うこともあるらしい。

この人形を「大江戸からくり人形」という名前で覚えていた。作者は玉屋庄兵衛

一度は現物を見て見たいものだと、心のどこかで考えていた。鯨の髭を衝動的に購入したのも、この思いが有ったからだと思う。

犬山城下町をぶらぶら歩いていると、からくりミュージアムが有った。

中に入ると、なんとあの玉屋庄兵衛の工房がそこにあるではないか。

定期的に、制作作業、人形操作などを見せてくれるらしい。

外は人通りが多いのに館内は人影がない。ゆっくりと人形の構成部品や人形の実物を見てきた。

座敷で動かすものと、お祭りの際に山車の上で動かす人形などたくさん展示されている。

犬山の山車のからくりが見事なのはこの実態があったからなのだ。

すっかり江戸の技術だと思っていたものが、犬山にあった事を発見したことに感動している。

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