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お稽古終わり

二日に渡る11時間の練習が終わった。
先生のご指導のもとパート練習が終わって、合奏をして見た。
指導をいただく前と後では全く音の繋がり広がりが違う。

世界で一番古いオーケストラとされる雅楽は、1300年前に皇室音楽として日本で発生し、現在に続いている。長年口伝で伝わって来た雅楽は比較対象が少ないので演奏者の思い込みが強く我流の演奏になりがちだ。

先生方のご指導で本物の演奏を目の前で聞かせていただき感動を覚えている。ご指導の中で先生の言葉に発見があった。「塩梅(えんばい)をよく聴いてあたりをつけて転ばないように。」
『塩梅というのは篳篥(ひちりき)の演奏法のひとつで音を揺さぶるポルタメントに似た奏法』なのだが、演奏がうまくいった場合、塩梅が良かったと言われたのだと思う。

「龍笛は篳篥の塩梅の音を聞いて良いタイミングで入り、リズムを崩さないように。」との意味なのだが古来の用語が今に伝わっているのが興味深い。

来年1月早々にもう一度ご指導に来ていただけることになったので自主練習をする楽しみが増えた。

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