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5月11日の句会に出席の予定だが、兼題の ”滝” がクリアできていない。

何句か浮かんでメモ書きしてはいるが、決定打には至っていない。

滝の現物を見てみようと吟行を思い立ち、宮本武蔵で有名な『五宝の滝』を訪ねた。

山奥だから人はいないだろうとタカをくくっていたところ、駐車場が満車で近寄れない。相当な人混みだ。

この様子だと場所を変えても、人混みは変わらないだろうと思い、滝を目指した。

遠くに駐車して、歩いたが、2〜3km は余分に歩いている。

快晴に恵まれて、水量は豊富で滝の音は轟轟と響き、心が洗われる思いだった。

持参した笛を奏してみようと思うのだが、人が多すぎる。

よく見ると、日本人とブラジル人が半々くらいの構成だ。日本人はほとんどカップルで来ている。ブラジル人はファミリーらしい団体が多い。

句作に切り替えて、1時間くらい没頭した。10句ほどできた頃に、人数が減ってきた。

頃合いを見計らって龍笛を取り出し奏してみた。

滝壺に反射して谷伝いに音が伝わっていく。滝の音と混じって幻想的だ。

建物の外で演奏するのは久しぶりなので少し緊張したが、遠くまで音が届いているのを感じた。

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帰り道、そばを流れる小川の水の綺麗なこと。

感動がすべての原点なので、出かけて良かったと、心から思っている。

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