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アジメコショウ

今年は庭のユズに実がついているので、柚子コショウを作ってみようと考えている。なかなか唐辛子の青くて美味しく辛いのが手に入らない。

自分で育ててみようと種苗店に行ったところ、鷹の爪とアジメコショウが入手できた。

「アジメコショウ?」と思ったのだが、九州では唐辛子を『コショウ』と呼ぶ。「ここではアジメ唐辛子と呼ぶのが普通なのでは」と思っていたが、栽培説明書を読んで納得した。

中津川市福岡地区の特産と書いてある。『福岡』400年前からの伝統作物だとのこと。

九州の地名がついている。九州の人がこちらに移動してきたのかもしれない。

九州と岐阜の共通点がいくつか思い浮かぶ。

飛騨と日田。どちらも天領で産業は林業。

鵜飼も大分の日田、岐阜の長良川で行われている。お座敷歌の『コツコツ節』は日田で作られた。あゆを追う時に船縁を叩いた「コツコツ」という音を取り入れたものだ。

柚子胡椒を作るとき、唐辛子は青いうちに摘み取るわけだが、鷹の爪とアジメコショウで辛味は確保できるのだろうか。心配なので別に辛い品種のタネをネットで取り寄せた。『トリニダード・スコーピオン ブッチテイラー』

注意書きがある「目に入ると失明の恐れがあります。料理するときは防護服を着用して下さい」恐ろしいものを買ってしまったのかも。


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