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湿った空気

友人に突然聞いて見た

「乾いた空気と湿った空気どちらが重い?」

即答で彼は「乾いた空気に決まってるよ。」と返事をした。

彼は温泉に行ったこともあるし、やかんの湯気が上に上っている現場を何度も見ているはずなのだ。

人間の思い込みは激しく、このように物理に反したことでも信じてしまう。

海水が温められて水蒸気になり雲になることは理解できるそうだ。

「ではどうして湿った空気の方が軽いの?」と聞いてくるので一緒に考えて見た。

乾いた空気は(N4O)湿った空気は水を含んでいるので(2H2O+N4O)と考えると分かりやすい。N=窒素、O=酸素、H=水素

同量の分は差し引くことにすると、湿った空気は2H2O、乾いた空気はN4Oで表せる。酸素は乾いた空気にも湿った空気にも含まれるので両方から差し引くと、湿った空気は水素(H)乾いた空気は窒素(N)で表され、この問題は『水素と窒素はどちらが軽い?』に置き換えられる。

と言うことで、湿った空気は軽い。雨降りは低気圧のことが多いのはこのせいだった。逆に晴れた日は湿度が低くなりやすく空気が重いので高気圧になる可能性が高い。

梅雨の合間、晴天の雲を見て






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