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音色

日常何気なく使っている言葉が気になってしまうことがある。         音色ってなんだろう?音に色があるのか?

ねいろ 【音色】 高さ・大きさとともに音の三要素の一。基音の振動数が同じ音の間で、聴覚に差を起こさせる特性をいう。倍音の含み方やその減衰率によって決まる。おんしょく。 大辞林 4.0

雅楽の歴史を調べてみると。                      1300年前に雅楽寮(うたまいのつかさ)が設立。古代シルクロードを伝わってきた音楽と国風歌舞(くにぶりのうたまい)さらに創作雅楽を合わせて、日本風にアレンジされ雅楽となった。雅楽が整備され世界最古のオーケストラとして発足して現代に伝わっている。

現代演奏されている音楽は六つの調子で表される。現代では選曲は自由で調子は何を演奏しても良いことになっているが、古代日本の雅楽は『管弦音義』によって規定され季節により演奏する音楽が決められていた。             冬:盤渉調(黒)シ                            春:双調(青)ソ                             夏:黄鐘調(赤)ラ                            秋:平調(白)ミ                             土用:壱越調(黄)レ                           太食調は平調と同じミですがソ#になる

それぞれの調に色が決められていて、季節により演奏曲が決められると曲目が限定されるので壱越調は通年演奏しても良いことになっていた。

 

         

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