見出し画像

模倣はシステム

人間はなぜ模倣をするのだろう。生まれた直後は何も出来ない。組み立てられた直後のコンピューターと同じ。不思議ではあるが人間には生存と成長に関する基本プログラムは既にインストールされている。コンピューター(高速フルアダー)にはCPUが組み込まれ入力を高速に処理するプログラムがインプットされている。ここまでが基本設定である。

ところがメモリーが空っぽ、初期設定のままで何も仕事はできない。人間は家族、友人、学校、社会等の環境に影響を受け、言語、社会慣習、先人の知識、経験を習得する。全て模倣である。コンピューターはプログラムを入力されて外部入力に対応する。あまり複雑な計算は負荷が大きいので、単純作業はルーチンワーク化して組み合わせ滑らかな出力が得られるようにしている。

人間も学習して入力に応じた出力(結果)を出せるようにプログラムされている。ただ、人間は病気をしたりズル休みをしたり、気分が乗らないなどという不確定な要素を併せ持っている。共*党が失敗した理由がこれであろう。稼働人数 X 労働時間=生産高「人間は怠ける」という非常に人間的な一面を持っているということを計算に入れてなかった。

自分の人生ってなんだろう、知らないうちにインプットされたプログラムに従い生きている。本当に自分の考えで生きているのだろうか。どれだけクリエイティブな仕事をしたのだろう。一度立ち止まって考えてみよう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?