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読書のありがたさ

半年かかって書棚の整理をしているが、まだ片付かない。

理由その1、本が多いことと、収納場所が少ないことと、新しい本をどんどん買ってしまうから。

新しく部屋を増設しなければならないかと悩んでいる。

理由その2、それよりも問題なのは、面白そうな本を見つけると、座り込んで読み出してしまうからだ。

昔読んだ本でも改めて読み直すと、全く違う感覚で読める。経験値が上がっているので、以前は理解できなかったことも簡単に読めてしまうのだ。

各方面の専門家が、人生をかけて書き著している本が多数ある。

読書は自分の体験できなかったことを疑似体験させてくれる。

これらを読まないのは人生を半分損していると思う。

読書が楽しいのは、活字を追っていくうちに、自由にイメージができるから。挿絵が多すぎたり、写真がたくさんあると、思考の邪魔になる。

絵がないと再読した場合、今まで感じていたイメージに、新しいイメージを補強できる。

ここに挿絵があると、自由な思考を邪魔されて、統一思考へと強制誘導されているようで疲れてしまう。

この本『古代諏訪とミシャグジの研究』に行き当たって、衝撃を受けている。洩矢一族と守屋、物部守屋との関係が書かれている。

古事記、では物部があまり詳しく語られていないが、この本のおかげで、自分流の解釈に弾みがついた。

もう少し読み込んで行こう。蘇我との関わり。歴史に突然現れ祖先が不明な中臣、藤原とは何者なのか。

自分流に考えている方向性は、中部、諏訪、関東地方を本拠地とした縄文人の洩矢一族が、国譲りと称して国を追われた出雲族と混じり合い、南方から来た帰化民族の大和に追われた。

最近、発掘調査が進み、大量の銅鐸や銅矛がまとめて発見されることがニュースになっている。

これまでの考えでは「その場所で銅鐸文化や銅矛文化が発達していたんだ。」と理解していたが、この血なまぐさい歴史を見ていると、そうではないことに気がついた。

新しく攻めてきた部族が銅鐸文化を楽しんでいた部族を全滅させて、その銅鐸文化を抹殺するために埋めてしまったのだ。銅矛が大量に発見された地域は銅矛を使う部族が抹殺されたのだ。

専門家の著書は面白い、素人の空想をどこまでも広げてくれる。


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