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龍笛
龍笛は中々一般には馴染みのない笛だが、雅楽で使用され綺麗な力強い音が鳴る。
どこかでこの竜笛を吹く場所がないか探していた。
今回は九州旅行中に立ち寄った荒立宮を参拝したときに、神漏岐山を発見した。
これは大発見で、学会では、無いとされていたものがあったのだから、ずいぶん緊張する。
大祓詞の中に
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冒頭にある、『皇親神漏岐 神漏美の命』は実在しなくて、単なる詞を奏上する際の語呂合わせの符牒にすぎない。とされていた。
古事記を読んでも伊邪那岐命、伊邪那美命が国産みの親と記されている。
しかし、6月12月の月末に行われる大祓には、伊邪那岐命、伊邪那美命は出てこない。
日本の大事な大祓えにおいて、日本の国生みの祖は皇親神漏岐 神漏美の命とされているのだ。
大祓詞(おおはらえのことば)は、神道の祭祀に用いられる祝詞の一つである[1]。もともと大祓式に用いられ、中臣氏が専らその宣読を担当したことから、中臣祭文(なかとみさいもん)とも中臣祓詞(なかとみのはらえことば)とも略して中臣祓(なかとみのはらえ)ともいう[2][3]。典型は延喜式巻八に六月晦大祓という題名で載る[4]。一般に大祓詞という場合は大祓の参集者に宣り聞かせるものをいい、中臣祓という場合は神前に奏上する形に改めたものをいう[5]。
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無いとされていたものを発見した驚きは大きくて、ここで竜笛を吹いてみたくなった。宮司の許可をいただいて、一曲奏上してみた。
「武徳楽」、六分位の小曲だ。静かに吹き出すと綺麗な音で響く。
そうすると、あちこちから鶯が応えてくれる。曲に合わせて色々な鳴き方をしてくるのだ。嬉しくなってこちらも鶯に返事をした。
あっという間に、曲が終わったが満足できる演奏だった。鶯も鳴き止んでいる。
山仕事をしている人や、散策に来ている人たちがこちらに向かってきたので演奏をやめることにした。
宮司は、お祓いをしている最中で忙しそうだったので、社務所隣の、お土産屋さんに行って、騒がしたお礼を言ったが、「鶯が喜んでましたね、笛に合わせて鳴いていましたよ。」
やはり私と鶯が楽しんでいたことが伝わっていたんだ。音楽は素晴らしい。
事情があって、神漏岐はあってはならないことになっているのだろうが、存在するものはいずれ現れてくる。
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