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歯磨き

水塩が手に入った。江戸時代から伝わる万能調味料だが、最近見かけなくなった。長年探していたのだが、問屋も最近は取り扱ってないそうで、ようやくネットで3個だけ見つけた。

自家製で作るレシピもある。1L の水に 250g の天然塩を用意する。沸騰させて25% 濃度の塩水を作るわけで、要するに煮詰めた海水だ。

この高濃度の塩水をペーパーフィルターで濾して、カルシウム結晶をろ過する訳だ。だが自家製はやめている。どうもあのペーパーフィルターの紙臭さが気になっている。卵の殻などを使ってアクを取る方法もある。

この出来上がった水塩が、和食の世界でいまでも使われている素材の旨味を引き出す調味料だ。これに昆布を浸したりすると奥行きのある調味料ができる。これをスプレーなどで吹きかけて使う。おにぎりなど最高の美味しさになる。

私は今回入手した水塩を調理以外の目的で使用する。

歯磨き剤として使うのだ。市販の歯磨きは界面活性剤が入っていたり、メンソール、ハッカ類が入っているので、食前に使用すると食事の味が変化してしまって折角の料理が台無しになってしまう。また絶対飲み込んではいけない界面活性剤を吐き出すことは困難だ。

昔、ある製薬会社の社長が歯磨きは「塩で磨くのが一番」と行っていたのを思い出した。しかし、塩の結晶は硬くエナメル質に傷が付いてしまう。

そこで思いついたのが、この「水塩で歯を磨く」だ。硬い結晶は取り除かれているので歯に傷がつくことはない。天然のミネラルが豊富に含まれているので飲み込んでも健康に良い。ハッカを含んでいないので料理を美味しくいただける。





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