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納税証明

必要があって納税証明を取りに行った。税務署と県と市役所に未払いの税金がないことの証明が必要だそうだ。

先ずは税務署に行った。窓口で「印鑑はお持ちですか」ときかれたので、「印鑑は持ち歩かないです」と答えたところ、「印鑑が必要なので郵送でも手続きできますよ」とのこと。以前、認め印で処理したことを思い出し「認め印でも良いですか?」と尋ねたところ「それでも良いですよ」とのことだったので、ショッピングに買い求めに行った。ちょうど混雑時で駐車場が空いてなくしばらく待った。ようやく空きができたので駐車し、売り場へ向かった。広い売り場なのでどこに有るかわからない。店員さんに聞いてようやく印鑑売り場を見つけた。ちょうど私の名前だけが売り切れている。「今日はついてないぞ」と覚悟して次のショッピングに向かった。今度は運よく手に入ったので税務署に戻り、納税証明の発行をしてもらった。ゆっくり丁寧にしていただいたので、慌てて次の市役所へ向かった。

市役所では印鑑が必要なくて手続きができた。しばらく待たされて出てきた納税証明に未納の残額が明記されている。「支払いは済ませて有るので未納はないですよ」と言っても少しも事態がすすまない。調査をしているみたいだが長いこと待たされて、違う担当者が来て「もう一度ご確認の上お越しください」と言う。そんな時間にゆとりがないので会社の事務に連絡を入れて入金日を確認した。「当月の2日に入金済みです」との返事。そのまま銀行に電話を入れて間違いなく入金になっていることを確認した。銀行が「市役所に連絡しましょうか?」と言ってくれたので、お願いした。あと県の納税証明が必要なので、先に県に向かう旨を告げて県事務所に向かった。

県事務所に着いたのが午後4時20分。ここでは請求書類に会社の実印がいると言う。慌てて、会社に電話を入れ実印を準備させて車を飛ばし、捺印に向かった。トンボ帰りして県事務所に到着したのが4時52分「発行するまでに時間がかかるから座ってお待ちください」とのこと。座って待っていると市役所から「税金は入金になっていましたからお越し下さい。発行してあります」との連絡があった。視線を上げて壁をみると、『支払いは県の証紙で』と書いて有る。確か県は5時で終業のはず。「あのー、証紙はどこで?」、「この上の階で買って下さい」とのこと。聞かなければまた明日支払いに来なければならないところだった。県の納税証明を発行してもらって事務所を出たら5時のチャイムが鳴った。

『これは市役所は明日出直しか』、と覚悟を決めて市役所に向かった。市役所の終業は5時15分とのことだった。税務課ではすっかり用意がされていて最敬礼でお詫びをされたが、無事にすめばなんでも無いことだ。

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