人生は思った通りにしかならない

最近よく『人生は思った通りになる』『人生は思った通りにしかならない』という言葉を聞く。それに反して『思った通りなんてならない』『嘘ばかり言うな』という意見も見聞きする。どちらが正しいのだろう。また悪い癖が始まりそう。追求してみよう。

前にも述べたように人間の脳とコンピューターはよく似た構造を持ち、よく似た働きをする。どちらも2進法でプログラムできる。またプログラムされた通りに動く。コンピューターには自意識がない(今の所)のでプログラム即、決められた動きになる。人間の脳は疲れやすく面倒くさがりなので、一々の動作をプログラム通りに動かないことがある。一つの動作をルーチンワーク化して単純化する。例えば朝目を覚ました際に、まぶたをどのくらい開けるか、欠伸をするかしないか、時計を見るか見ないか、手を先に動かすか足を動かすか、その強さと動かす距離、この紙に書き出すと一冊の本になるほどの煩雑な動作を脳は手順を踏んで処理をしている。全てプログラムされているのでほとんど無意識に行動する。この基本動作の上に親からの指導、学校での教育、社会的規範の勉強等、プログラムが強化される。本人が生きていくためには必要な情報である。間違っていようが、本人のためにならないことであっても、バグがあっても、悪意のウィルスであっても、インストールされてしまう。本人が取り除かない限り、それがその人の個性として自動的に実行される。

結論、『人生は思った通りにしかならない』のです。インストールされて変更されないプログラムを信念という事にしよう。信念を持って『人生は思った通りにしかならない』と思えばそうなります。『思った通りなんかならない』と思っている方、あなたの脳のプログラムにそう書かれています『人生思った通りにならない』。脳にこの書き込みがある人、どのような勉強会、講習、講演を聞いても無効になります。全てが『思った通りにならない』ように脳が全力で誘導してくれます。

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