全て自分が決めている

机の前でボンヤリしていた。「何で今ここにいるのだろう？」と自分の存在に疑問が湧いてきた。

不思議である。

意識が芽生えてから、常に外部からの刺激を受けている。記憶があやふやだが、子供の頃は常に両親がそばにいた。言葉を覚え、本を読み、友人と遊び、学校へ行った。大きくなるにつれて刺激の強さも種類も増えてきた。常に外部から強制されるような力が働いているように感じていた。

その刺激に対して自分の好きなように反応をしてきたのだ。決して社会のせいでも他人のせいでもない。

答えは簡単。全て自分で選んだ結果だ。

些細なことから重大なことまで、起きようかまだ寝ていようか、立ち上がろうかまだ座っていようか、授業を聞こうか無視しておこうか、友人と仲良くしようか付き合いをやめようか、受験しようか、就職しようか、全て自分で決めていたことに気がついた。

決して、サイコロが決めているわけでもない、運命があるわけでもない。全てを自分で選んで実行しているんだ。