おお麻
素戔嗚尊に追いやられたヤマト族がどういう経路を辿って大和政権を樹立していくのか楽しみで追跡をしている。
文献だけで追跡するのも面白いと思うが、現地現場に立つと、文献から受けたイメージなどとは比較にならないほどの強烈なインパクトを受けることがある。
出雲から熊本(阿蘇山南部)方面へ逃げて菊池の辺りで力を蓄え幣立神社に印を残した。ヤマト族がいる。
幣立神社には、この世に存在しない筈の神漏岐、神漏美命が祀られていた。
俄然面白くなって、熊本県の天孫降臨発祥の地、弊立神宮から宮崎県の高千穂神社を目指すことにした。
ところが、宮崎は遠い。交通機関も不便極まりなく、陸の孤島になっている。
延岡から小倉まで特急で4時間もかかる。誰かの意思が働いて、人が訪れないように配慮されているように感じられる。
宮崎は宮(中心地)なのだ。必ず重要なものが隠されていると、感じている。
たっぷりと時間をとってからではないと訪問できない。
今回高千穂を参拝することを友人に言ったら、「おお麻」を持っていけという。
お守りなのだそうだ。
漢字で書くと「大麻」だけど、最近は薬物取締りの対象になっているので、気がひける。
全く麻薬とは関係のない、昔からある日本の文化が、捻じ曲げられて、困惑している。神社も困っていると思う。
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