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おお麻

素戔嗚尊に追いやられたヤマト族がどういう経路を辿って大和政権を樹立していくのか楽しみで追跡をしている。

文献だけで追跡するのも面白いと思うが、現地現場に立つと、文献から受けたイメージなどとは比較にならないほどの強烈なインパクトを受けることがある。

出雲から熊本(阿蘇山南部)方面へ逃げて菊池の辺りで力を蓄え幣立神社に印を残した。ヤマト族がいる。

幣立神社には、この世に存在しない筈の神漏岐、神漏美命が祀られていた。

俄然面白くなって、熊本県の天孫降臨発祥の地、弊立神宮から宮崎県の高千穂神社を目指すことにした。
ところが、宮崎は遠い。交通機関も不便極まりなく、陸の孤島になっている。
延岡から小倉まで特急で4時間もかかる。誰かの意思が働いて、人が訪れないように配慮されているように感じられる。
宮崎は宮(中心地)なのだ。必ず重要なものが隠されていると、感じている。

たっぷりと時間をとってからではないと訪問できない。
今回高千穂を参拝することを友人に言ったら、「おお麻」を持っていけという。
お守りなのだそうだ。

古代、阿波国(徳島県)の吉野川流域を中心に大きな勢力を誇り、ヤマト王朝成立の立役者となった阿波国忌部族は、弥生末期から古墳時代にかけて日本各地に麻殻を植え、農業、養蚕、織物、漁業、製紙、建築、古墳技術を伝搬させた産業技術集団祭祓族であり、さらに海洋民の側面も併せ持っていました。
約1800年前に阿波国を出発、黒潮に乗り安房国(千葉県)に上陸し、利根川を遡って下野国(栃木県)に到達しました。
利根川支流である栃木県鹿沼市永野(旧粟野町)は内陸部で風水害もなく、100日間で3mにまで生長する麻を栽培するには、最適地であり、ここが安房忌部族最終到達地となりました。
日本一の麻の産地となったこの地は、「野州麻」という国産の最高品質の麻のブランドとして全国に知られ、現在に至っています

野州麻専門店『自然回帰』 商品説明

漢字で書くと「大麻」だけど、最近は薬物取締りの対象になっているので、気がひける。

全く麻薬とは関係のない、昔からある日本の文化が、捻じ曲げられて、困惑している。神社も困っていると思う。

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